平成28年4月から始まる、子どもNISA(ジュニアNISA)のメリットとは

子どもNISAは、お子さまの将来を見据えた資産運用のための、新しい少額投資非課税制度です。平成28年(2016年)1月から申し込みが始まり、4月から投資ができます。
「子どもの将来のため、少しずつでも資産を準備したい」というおうちのかたにおすすめのこの制度。どんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

子どもNISAのメリットとは

日本に住む0〜19歳の未成年者の名義で口座開設ができ、年間80万円まで投資ができます。親権者などが、未成年者のために代理で運用を行います。
成人用NISAと同じように、5年間は投資額からの収益(売却益・配当など)が非課税となります。運用収益に対してかかる税金(20.315%、所得税および復興特別所得税+住民税)がかからないメリットは大きいものの、原則として、お子さまが18歳になるまでは引き出せないので注意が必要です。

子どもNISAを始めるには

ジュニアNISAの口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設できます。口座を開設した後は、金融機関の変更はできません。金融機関によって、扱っている商品や、手数料などが異なるので、しっかり比較して選びましょう。

お孫さんへ「資産を残したい」という場合にも

「かわいい孫に、資産を残してあげたい」というときにも、子どもNISAを活用することができます。相続税や贈与税などの節税対策の側面も。しかし、子どもNISAにも投資と同じように元本割れのリスクが伴います。実際に運用する親権者に十分な知識と運用能力が必要な点は、頭に置いておきたいところです。

どんなふうに運用したらいいの?

お子さまの資産形成に役立つジュニアNISA。投資の基本である、分散・長期投資などをしっかり理解して始めたいものです。原則18歳になるまで引き出せないことを念頭に、長期保有のスタンスで商品選びをするといいでしょう。

お子さまの教育費を準備する方法のひとつとして、注目を集めている子どもNISAですが、金融機関や商品選びは慎重に行いたいですね。また、場合によっては元本割れすることもあるので、注意が必要です。迷ったら、複数の金融機関でアドバイスを受け、比較してみるのもいいでしょう。

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