高校生の半数以上が実はメールが面倒? 中高生のネット利用調査

高校生の半数以上が実はメールが面倒? 中高生のネット利用調査インターネットやデジタル機器が身近にある環境で育ってきた現在の中高生。ベネッセ教育総合研究所では2014(平成26)年2~3月、中学1年生~高校2年生の約1万人を対象に、スマートフォンやパソコンなどのICTメディアの利用実態や意識に関する調査を実施した。ICTは中高生の生活にどう影響しているのだろうか。中高生のオンライン上のコミュニケーションと意識について紹介する。

 

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調査によれば、メールやLINEなどのチャット、SNSなど、コミュニケーションのためにインターネットを利用している高校生は92.1%、中学生は64.8%だった。オンライン上のやりとりを、どう感じているのか聞いたところ、「メールがきたらすぐに返事を出す」のは、中学生で63.3%、高校生が59.8%。多くが、コミュニケーションを大切にしている様子がうかがえる。一方で、「メールのやりとりが嫌になることがある」と答えたのは、中学生で28.2%、高校生では半数以上の51.6%に。友人らとの関係を重視しつつも、煩わしさを感じる中高生も少なくない。

 

メールなどのオンライン上のコミュニケーションに対する意識

 

中高生は、スマートフォンなどが自分たちのコミュニケーション力にどう影響すると考えているのだろう。携帯電話やスマートフォンは、「コミュニケーションの力を伸ばすと思わない」と答えた中学生は54.4%、高校生は62.2%で、ともに半数を超えた。いずれも、携帯電話についてのみ尋ねた2008(平成20)年の調査時より増加している。LINEなどでの短文のやりとりや、スタンプ(LINEで提供しているイラスト)の送信など、コミュニケーションの形が変化したことが影響したとみられる。

 

多くの中高生にとって、既にICTメディアは特別なものではない。その便利さやメリットをただ評価するのではなく、比較的冷静に見ているようだ。

 

出典:中高生のインターネット利用の実態は? ネット利用の実態とコミュニケーションに対する意識~中高生のICT利用実態調査2014より~ -ベネッセ教育情報サイト

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