マット運動の「後転」 専門家が解説する上手な回り方とは?

マット運動の「後転」 専門家が解説する上手な回り方とは?マット運動で、「前転」はできるけれど、「後転」は怖がってしまうという子どもが多いようだ。スムーズに後転ができるようになるポイントとは? 湘南とびうお体操クラブ代表の武田晴信氏に教えてもらった。

 

***

 

前転より恐怖を感じやすい後転も、ちょっとしたコツを押さえればできるようになります。家庭で、布団をマットがわりにして練習してみましょう。周りのものにぶつからないよう、保護者のかたが一緒に行ってください。

 

最初に、後転のありがちな悪い例を4つ挙げます。子どもに当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

 

●うしろに回転する恐怖感から、手のひらを着く前に、ひじをついて回転を押さえてしまう
●回転する前にお腹を伸ばして、回転を止めてしまう
●手のひらや腕を使わずに回転しようとして、途中で止まってしまう
●回転したあとに足の裏ではなく、膝(ひざ)を床に着けてしまう

 

では、どうすれば上手に回転できるのでしょう? 正しい後転の順序をご説明します。

 

1.しゃがんで、手を耳の横あたりにつけるようにし、手のひらを天井に向ける
2.背中を丸めて、おへそを見るようにして屈む
3.そのまま後ろに倒れ、勢いをつけて回転する
4.手で床をしっかり押し、回転の勢いを利用して立ち上がる

 

平らな床の上ではうまく回転しきれないという場合でも、ゆるい傾斜を利用して後転すると、勢いがついて回りやすくなります。通常、後転はしゃがんだ姿勢からスタートしますが、この場合はスロープの高いほうの縁に腰掛けて回転し始めるようにしましょう。

 

出典:「後転」 -ベネッセ教育情報サイト

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A