専門家が教える逆上がりに効果的な基本練習は「スズメのポーズ」
お気に入りに登録
鉄棒の前回りはできるけれど、逆上がりができないという子どもは多い。しかし、ちょっとしたコツを覚えるだけで、簡単に逆上がりはできるようになるという。「まずは鉄棒に慣れるところから始めましょう」というのは、湘南とびうお体操クラブの佐藤貴史氏。鉄棒をしっかりつかみ、身体を支えたり回転したりする感覚を覚える練習方法を、佐藤氏に聞いた。
***
1.鉄棒を握って「スズメのポーズ」
まずは電線に止まっているスズメをイメージして、鉄棒の上で身体を腕で支えて静止するポーズをします。
(1)両腕を肩幅に開き、鉄棒を順手でしっかりつかむ
(2)両足でジャンプし、鉄棒におなかの下辺りを乗せる
(3)つま先をそろえ、あごを引き、腕をまっすぐに伸ばす
(4)上に背伸びをするように身体をまっすぐに伸ばし、この姿勢を5秒キープ
2.身体を二つ折り状態でぶら下がる「布団干し」
低い鉄棒の上に、干した布団のように二つ折りの状態でぶら下がってみましょう。逆上がりで回る時、逆さまになることの怖さを取り除くのに効果的な練習です。
(1)鉄棒をつかんでジャンプし、スズメのポーズ
(2)ひじを曲げ、鉄棒の上におへその少し下の辺りを乗せ、前かがみになり身体を二つ折りにする
(3)ぶら下がりに慣れたら上身体をゆっくり起こして再びスズメのポーズに戻る
※うまく起き上がれない場合には、鉄棒の位置をおへそのほうにずらす
※鉄棒をつかむ両腕を肩幅まで狭めると、腕に力が入りやすい
3.「スズメのポーズ」から前回り
前回りで1回転します。「スズメのポーズ」から、「布団干し」の形を経て、地面に足を下ろします。その際に気を付けたいのは、「おなかを見ながら身体を前に倒し、ひじを曲げながら身体を丸め、ゆっくりと回る」「降りる時は、静かに足を着く」の2つです。勢いよく回りすぎると足が地面に落ち、衝撃で手を離してしまう危険があります。ゆっくりと回って降りるように心がけましょう。
あなたにおすすめ
- 『これからの幼児教育』 2011年度 春号 【特集】園の遊びがもたらす幼児期の『学びの芽生え』|これからの幼児教育
- 毎日5分で効果あり?! 全身を使う「クマ歩き」は小学校の運動の土台作りをする遊び
- 新学期の行き渋りが心配。スムーズに新学期を迎えるための親の心得とは
- 『これからの幼児教育』 2014年度 秋号 【第1特集】保育の質を高める遊びの「理解」と「援助」 【第2特集】「保育の専門性」を生かした保護者支援|これからの幼児教育
- 図形センスがなくても大丈夫!展開図の苦手は簡単なコツで攻略できる!
- おっぱいを触る子ども……「どうしたら……?」悩みはこうして解決!
- 『これからの幼児教育』 2021年度 秋号 【特集】すこやかな育ちを守る危機管理の考え方|これからの幼児教育
- できたよ 逆上がり!~逆上がりのコツがつかめる練習法~【STEP-2】鉄棒に慣れよう!
- 親子で楽しむ!サッカー教室 ~ボールを運ぼう! ドリブル~