95%以上の保護者が「飼ってよかった」ペットが子どもに与える影響は?
ベネッセ教育情報サイトでは、ペットを飼っている、幼児から高校生の子どもを持つサイトメンバーを対象に、ペットについてのアンケートを実施した(調査期間2012年6~7月/回答者数1,975名)。動物も家族の一員、そんな思いでペットと暮らしているご家庭も多いだろうが、さて実態は?
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飼っている動物の種類を尋ねたところ、最も多かったのは金魚、熱帯魚、メダカ、ザリガニなどの「魚類・水棲動物」で、45.7%と約半数近くを占めています。2位は「犬」で27.5%、3位はカブトムシ、クワガタなどの「昆虫」で12.3%、4位は「猫」で12.2%と続きました。ペットを飼った理由についても伺いました。
【ペットを飼った理由は何ですか?(複数回答)】
ペットを飼うにあたり、子どもと話し合ったことはあるのでしょうか? 「ペットは毎日世話をしなければならないこと」を話し合ったご家庭は61.3%にのぼり、「一度飼ったら、簡単には手放せないこと」も50%近くに達しました。生き物を飼うこと、つまり生命をあずかることの責任について、親子で話し合っている様子がうかがえます。
子どものペットへの接し方に、「不満はない」が5割以上でしたが、「不満がある」という回答も4割近くありました。その理由として、「子どもが世話をしない」が多く挙げられています。
一方で、子どもが「ペットに癒されている」「思いやる心が育っている」「世話をすることで責任感がでてきた」などの理由から、95.8%とほとんどの保護者が、ペットを飼うことは子どもにとって「よかった」と答えています。
ペットとの暮らしは、世話などで手がかかることがある半面、子どもが命の尊さや責任を持って世話をすることの大切さなど、多くのことを学ぶ機会になるはず。子どもの成長の助けとなるよう、ペットの飼い方や世話の仕方に工夫をしていきたいものです。