学級閉鎖経験者はなんと○割! この冬も気を付けたいインフルエンザ集団感染
寒さが厳しいといわれている今年の冬。体調も崩しやすくなり、風邪やインフルエンザの流行も気になるところ。特に小さい子どものいる家庭では、なおさらだろう。子どもたちは冬をどのようにして乗りきっているのか、ベネッセ教育情報サイトでは、年少~中学生の保護者を対象に、この時期の実情を伺ってみた。(アンケート期間:2013/12/18~2013/12/24 回答者数:1,378名)
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子どもがこの冬に風邪をひいたかどうかについて、「ひいた」という回答は30.9%と、約3割。意外に低い結果といえるかもしれない。風邪をひいた原因では「学校やクラスで流行」が41.0%と最も高い割合を占めている。
風邪と並んで流行が心配されるインフルエンザは、82.8%が「子どもがかかったことがある」と回答し、またそれにより学級・学校閉鎖になったことがあるという回答も74.1%に上った。
【図 お子さまとインフルエンザについて教えてください】
インフルエンザの予防でまず思い付くのは「予防接種」だが、アンケートによると、予防接種を受けている子どもは55.3%にとどまり、家族の予防接種についても「誰も受けていない」という回答は34.4%に上った。予防接種を受けている割合は、予想外に低い結果といえる。予防接種を受けない理由としては、予防接種の効果を信用しきれない、という声が多く聞かれた。
風邪やインフルエンザにかかると、完治するまでには時間もかかり、心労や感染で保護者もダウンすることが多いようだ。そんな時のエピソードとして、「子どもが何かできることない? と聞きにきてくれた」「氷まくらを私の頭の上に置いてくれた時にはうれしくって涙がポロリと出てしまいました」ということも聞かれた。このように、保護者が病気になれば、子どもなりに心づかいをしてくれる。しかし、家族全員が健康でいられるように、まずは体調管理や感染防止のためにできることを、できる限りしておくことが大切だろう。