入試が迫る小6生 志望校合格につなげる冬休み学習計画の立て方のコツ【中学受験】
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入試が目前に迫る6年生の冬休みは、短い期間ですが受験生にとって追い込みとなる非常に大切な期間です。この冬休みを有効に活用し、志望校合格へとつなげるための計画の立て方のコツを、森上教育研究所がお伝えします。
4科目にまんべんなく取り組み、学力をキープ
受験直前期の冬休みは、塾の冬期講習の学習計画があると思いますから、まずはそれを確実に実行していくことが前提となります。ただ、塾の学習だけでは十分と言えない場合も多いので、それ以外の家庭学習の計画をしっかりと立てる必要があります。その場合に心がけてほしいのが、算数・国語・理科・社会の4科目の問題にまんべんなく取り組むということです。ありがちなのが、不得意科目だけ取り組むというパターンなのですが、学力というのは取り組んでいないと落ちてしまいます。「得意科目だからそれほどやらなくてよい」「国語はやってもしょうがない」などと考えず、少しずつでも4科目全てを取り組むようにしましょう。
取り組む内容は、過去問は1週間に1年分程度でよいので、それ以外は各科目の個別分野の復習に取り組むとよいでしょう。ただ、塾の冬期講習に加え、その予習復習もあるでしょうから、時間はそれほど多くかけられません。各科目に多くとも1時間程度となります。この時間の範囲内でこなせる量を、親御さんか家庭教師の先生が設定してあげるとよいでしょう。
最初の2、3日で学習量をチェックし、柔軟に調整を
学習計画をきちんとこなしていくためには、無理のない学習量となっているかを確認し、調整する必要があります。冬休みがスタートして最初の2、3日はお子さんの様子を注意深く見て、量が多すぎないかを見極めましょう。もし計画を時間内に消化することができないという場合には、1日にやる量を減らし、冬休みが終わってからの家庭学習に回してもよいでしょう。
また、お子さんの性格によっては、1日の学習内容を細かく設定しすぎるとうまく進められないという場合もあるかもしれません。そうした場合は、ある程度大まかな目安に沿って進めるなど、お子さんが進めやすいような計画に柔軟に調整しましょう。ただ、時間は限られていますので、できるだけ効率よく学習を進められるよう親御さんはしっかりとお子さんをサポートしてください。
まとめ & 実践 TIPS
冬休みの家庭での学習計画では、まんべんなく算数・国語・理科・社会の4科目の問題に取り組むことを心がけ、学力を維持しましょう。取り組む内容は、過去問を1週間に1年分程度、それ以外は各科目の個別分野の復習を行い、1科目1時間程度でこなせる量を親御さんか家庭教師の先生が設定しましょう。冬休みの最初の2、3日は量が多すぎないか注意し、時間内に消化することができない場合には、1日にやる量を減らし、冬休み後に回すなど、柔軟に調整しましょう。
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