「スコアを読む」意識で答案の分析を 中学受験を目指す6年生の2学期の過ごしかた

「スコアを読む」意識で答案の分析を 中学受験を目指す6年生の2学期の過ごしかた中学受験における保護者の役割は、成長に応じてベストのタイミングで働きかけ、環境を整えていくことだ。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、森上教育研究所の森上展安氏に、6年生が10月から11月に行っておきたい、模擬試験の取り組み方と出願校の絞り込みについて教えてもらった。

 

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10月の模試は、具体的な目標をもって臨み、事前に昨年版の模試にも取り組んで戦略を立ててください。10~11月に模試の成績を上げておくと、出願校の幅も広がり、気持ちに余裕が生まれます。まずは、時間配分や、難しいものは飛ばすといった試験のテクニックに慣れるようにしましょう。その答案を見て、保護者のかたはしっかり分析をしてあげてください。

 

また、この時期から、各校で学校説明会や入試説明会が、本格的に行われ始めます。第一志望校の学校説明会は、すでに行ったことがあればパスしてもよいでしょう。むしろ、併願校の説明会に積極的に足を運び、候補を絞り込んでください。前回も申し上げたとおり、併願校はお子さまが実際に通う可能性の高い学校です。「ここに行きたい」「ここなら子どもを通わせたい」と、お子さま、保護者のかたが積極的に思える学校を見つけることが大切です。

 

併願校を決定したら、早めにご家族のなかでコンセンサスを取っておきましょう。第一志望校については皆が納得していても、併願校については、両親で合意が取れていないというケースが、意外に多いのです。また、祖父母のかたなど、身近なご親戚にも早めに知らせておくほうがよいかもしれません。最近は学校の再編が進み、各校のイメージも昔と変化しています。祖父母のかたが、つい「わざわざ受験をして、そんな中学校に?」といった不用意な発言をしてしまい、子どもがショックを受けてしまう、といった話もよく聞きます。

 

出典:秋のうちに、模試の成績アップと出願校の絞り込みを[中学受験 6年生] -ベネッセ教育情報サイト

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