システムエンジニアってどんな職業?どうすればなれる?
世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「システムエンジニア」を取りあげます。
システムエンジニアとは?
コンピュータには、大きく分けて「ソフトウェア」と「ハードウェア」という二つの要素があります。情報処理の手順を命令するプログラムなどがソフトウェア、CPU(中央処理装置という意味のコンピュータの中心となる電子回路)やディスプレイ(パソコンなどのモニター)のように物理的実態を持つ装置や設備がハードウェアです。このソフトウェアとハードウェアをうまく組み合わせ、望みどおりのコンピュータシステムを作り上げるのがシステムエンジニアの役割です。
システムエンジニアの仕事の内容
システムエンジニアの仕事は、システムに合わせたハードウェアを選定するところから始まります。ハードウェアを選んだら、次はソフトウェアを設計します。設計に従ってプログラムを作成(プログラミング)するようプログラマーに指示を出し、必要なすべての要素がそろったら、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせてシステムを完成させます。
システムエンジニアになるための必要な資格
必要とされる資格は特にありません。大学や専門学校で情報処理について学んでいれば就職後スムーズに業務に移れますが、研修制度が充実している会社も少なくないため必須ではありません。
関連する資格には、情報処理技術者試験やシステムアーキテクト試験などがあります。中でもシステムアーキテクト試験の難易度は高く、システム開発の核になる高度な知識と技術が必要とされるため、合格すればキャリアを強く保証してくれるものになるでしょう。
システムエンジニアの将来性は?どんな性格の人に合っている?
今やコンピュータシステムはあらゆる分野で利用されているため、各企業は優秀なシステムエンジニアの育成、確保に全力を上げて取り組んでいます。そうした環境の中、差別化を図るため、たとえばデータベースに特化した専門のシステムエンジニアをめざす人や、得意分野を伸ばしてフリーランスとして活躍する人も増加する傾向にあります。
コンピュータへの知識、技術は当然必要な職業ですが、システムエンジニアは多くのプログラマーを統括する立場です。コンピュータの扱いだけでなく、人間同士のコミュニケーション能力も兼ね備えてなければなりません。
参考:
システムエンジニア | 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン
http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/198/index.html