高校受験のプロが語る、模擬試験合格判定の上手な役立て方

高校受験のプロが語る、模擬試験合格判定の上手な役立て方2学期に入り、高校受験を目指す中学生は模擬試験を受ける機会も多くなるだろう。ベネッセ教育情報サイトでは、安田教育研究所の安田理氏に、模擬試験の上手な受け方と合格判定の役立て方について伺った。

 

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模擬試験は、できるだけ同じものを何度か受けて、成績の推移を見ることが大切です。試験の結果は、中学校の三者面談や、私立高校の学校説明会後の個別入試相談でも役立ちます。2学期の間に2回以上は受けておくとよいでしょう。そして、保護者のかたは、成績には波があるのは当たり前だと考えて、毎回の結果に一喜一憂せず、どっしり構えてください。

 

模擬試験の成績表が返ってきたら、次回はどの学校を志望校として書いて判定してもらうか、ぜひ親子で相談してください。志望校は5、6校書くことができますので、1校か2校は、子どもが無理なく入れるような難易度の低い学校も入れておきましょう。合格可能性80%といった数字を見れば、子どもの中に「間違いなく行ける学校はあるんだ」という安心感が生まれます。

 

一方、「合格可能性20%」といった数字を見ると不安になり、志望校の難易度を下げたほうがいいのではないかと考えがちです。しかし、子どもが行きたがっている学校なら、志望校は変えるべきではありません。本番までに20%が50%に上がる可能性もありますから、今は強気の選択でOK。併願校をより確実なところにしておけばよいのです。

 

早い段階で難易度を下げると、本人の中に「まあこの辺でいいや」という気持ちが生まれてしまい、努力不足で結局不合格といった状況にもなりかねません。保護者が先に慎重になって、難易度を下げるような発言はしないほうがいいでしょう。

 

「自分の志望校選択を、親も応援してくれる」と感じていれば、学習への集中も増します。試験の結果を見て親子で話し合うことは、本人の受験への意識を高めるためにも、大切な機会といえるでしょう。

 

出典:模擬試験の上手な役立て方 合格可能性判定の役立て方[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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