薬剤師ってどんな職業? どうすればなれる?

 世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「薬剤師」を取りあげます。

 

 

薬剤師とは?

 「薬剤師」とは、医療機関からの処方箋をもとにして薬を調合し、供給する業務を行う人々のことをいいます。現在では薬の種類も増え、取り扱いにより注意が求められるようになったため、薬剤師の仕事も多様化しており、その重要性が高まっています。

 

 

薬剤師の仕事の内容

 主に薬局や病院などで薬の管理や調剤を行います。患者さんに対して副作用の有無といった薬の服用方法を指導するのも大切な仕事です。医師や看護師とともに患者さんのもとを直接訪ねて薬の服用指導をする「臨床薬剤師」と呼ばれる仕事をする人もいます。

 

 一般企業で働く場合は、製薬会社や化粧品メーカーなどが就職先の候補です。企業での仕事は、自社製品の効果や安全性を医療機関の人に説明したり、薬の製造、品質を管理したりすることになります。

 

 

薬剤師になるために必要な資格

 薬剤師になるためには、「薬剤師国家試験」に合格して資格を取得しなければなりません。薬剤師国家試験を受験するためには、薬剤師養成課程のある大学で6年間かけて薬学を学ぶ必要があります。

 

 2014年の薬剤師国家試験は、受験者数1万2019人に対して合格者数は7,312人、合格率は60.84%となっています。合格率が79.1%だった2013年より低下してきており、以前よりも資格を取るのが難しくなっているといえるでしょう。

 

 

薬剤師の将来性は?どんな性格の人が合っている?

 2009年に薬事法が改正され、登録販売者の資格があれば薬剤師のいない店舗でも一部の一般用医薬品を販売できるようになりました。こうした変化に伴い、薬局や病院における薬剤師の需要は横ばいの傾向を続けています。

 病院薬剤師の需要は横ばいですが、製薬会社や化粧品会社などでは、製造・販売などの工程の管理者や、医薬情報担当者(MR)として薬剤師の有資格者を必要としており、企業内スペシャリストとしての期待は高いといえるでしょう。

 

「薬」は人々の健康を守るために欠かせないものですが、使い方を誤れば非常に危険な「もろ刃の剣」です。人々の命を預かっているという「責任感」、そしてそれに押しつぶされずに冷静な判断を行う「集中力」が、薬剤師に求められる資質だといえるでしょう。

 

参考:

薬剤師 | 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/169/

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