国語でも算数でも! 読解に必要なのは○○力
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算数や国語の問題をうまく読みとれないのは、想像力が乏しいせいでは? 小5女子の母の悩みに、平山教育研究所の小泉浩明氏が答えてくれた。
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【質問】
算数の図形問題がかなり苦手です。国語の読解力も弱いので、想像力が乏しいのかもしれません。(小5女子の母)
【小泉氏からのアドバイス】
算数でも国語でも、「想像力」は非常に重要です。たとえば、算数の問題を解く時は、使う解法や公式を考え、「想像」しながら試行錯誤をくり返すわけです。この時は、この解法や公式を使ったらどうなるかという「次」を想像しているのだと思います。算数ができるかできないかは、ある意味では「想像力」の違いといえるかもしれません。
「想像力」を付けるには、多くの経験を積むことだと思います。解法やその手順を経験することで、「次」の展開が「想像」できるようになるのです。問題をこなして経験を積めば、十分な実力を付けることは可能です。
「想像力」は国語の読解でも重要な役割は果たします。問題文を読む時、「次」の展開を「想像」しながら読むのと読まないのでは、理解力はもちろん、読む速さも大いに違ってきます。読みが遅い子どもは、次の展開を「想像」するという必要性も知らずに読んでいる可能性があります。問題文の文字を目で追っていても、少しもその意味が頭に入ってこないという状態でしょう。
文章を読み、次の展開を「想像」し、その想像どおりであれば内容は頭に染み込むでしょう。また、想像どおりの展開でなければ修正し、その修正をもとにさらに次を想像していく。文章を読むということは、このくり返しのように思えます。そして、次の展開を「想像」する力を付けるには、文章を多く読んで経験を積むことです。
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