「理科が苦手」で文系、「就職に有利」で理系を選ぶのはまちがい?
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高校1年生にとって、11月は受験や将来の進路にも大きく関わる「文理選択」の時期。「現時点で『理科の成績が悪いから』文系、『就職に有利だから』理系といった短絡的な選択は、ぜひやめていただきたい」と語るのは、ベネッセ教育総合研究所の村山和生氏。文理選択の最終決定前に注意すべき点について、村山氏に聞いた。
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今年度(2013年度)の高校1年生は、新しい教育課程に全面的に移行した最初の学年です。新教育課程では、特に理科の学習量が増え、内容も大きく再編されています。そのため、学習ペースがつかめず、必要以上に理科への苦手意識を抱いている生徒が多いと思われます。
本当は理系に興味があるのに「苦手だから」とあきらめたら、実にもったいない! 自分に合った学習のペースやスタイルが見つかれば、学力は急速に伸びていきます。現時点では苦手でも、盛り返しの可能性は十分あります。
反対に、「就職に有利だから」と理系選択をするのも危険です。現・高1生が就職する6~8年後の社会情勢でも、理系出身者が就職に有利かどうかは不透明です。現時点での学部の人気・不人気で理系を選択するのではなく、自分がその学問内容に本当に興味・関心が持てるのかを見つめ直してください。
また、「英語が得意だから」「グローバル社会だから」英語が学べる文系、という判断をされたかたも、もう一度考えましょう。英語を使って何をしたいのでしょうか? 今はどんな学問も「グローバル」といえます。自分がどんな分野に興味があるのかを熟慮したうえで選択しましょう。
文理選択は、進路選択の第一歩。最終的に就職に有利になるのは、「自分が主体的に学べる場」、つまり「自分の興味・関心や適性に合った学部」を選ぶことです。社会が求めているのは、「主体性」ある人材です。興味のないことを、主体的に学ぶのは難しいもの。自分の興味や関心を大切にすることが、結局は「有利」なのです。
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