マンガ家の母と高校生の娘、売り言葉に買い言葉は暑さのせい?
お気に入りに登録
高校生の娘を持つマンガ家・おぐらなおみ氏。日常の些細な会話をきっかけに親子関係がぎくしゃくしているようだ。娘は大切、でもその言い方は許しがたい……。自分が悪いのか? 暑さのせいなのか? おぐら氏が望むのは、心静かになるかもしれない秋の訪れ?
***
このところ、ムスメとの関係がうまくいっていません。
きっかけは日常生活のささいな会話でした。
その日は休日だったのですが、ムスメは用事があるので登校する、
そのあと帰ってきてから出かけるかもしれない、とのことで、それはまあいいのです。
そのあとの一言が引っかかった。
「何時に帰ってくるかははっきりわからないけど、帰ってきたら
速攻でごはんを食べられるように準備しておいてね、すぐ出かけるから。」と。
こうして改めて反芻(はんすう)してみると、そうひどい言葉を投げられたとは思えないのですが、どういうわけかその日は引っかかった。カチーンときた。
(そうでなくても夏休み前の変則的な生活リズムに辟易(へきえき)していた部分もあったと思います。)
どうしてそう上から目線でものを言うのか。私があなたのために食事を作ることは
必ずしも当然の権利だと思わないで欲しい、的な言葉が出てしまいました、かなり強めに。
ムスメはムスメで最近のカリカリしている私にそりゃたっぷり不満だってあるわけです。
売り言葉に買い言葉とはまさにこのこと、女同士の激しい戦いの幕は落とされた!
……それからなんとなく微妙な関係が続いている、というわけです。
ムスメのことはとても大切。それは心からそう考えております。
健康のためを思い、バランスのとれた食事の準備も(面倒なときもあるけど)いたしましょう。
しかしそれを「当たり前のことだから」と、
当然の権利だと主張されるのはやはり納得がいかないのです。
私のほうが間違っているのかな。
いい親だったら、心の中でムッとしたとしてもそれをおくびにも出さず、
子どもの言う通りにごはんを準備してあげるのでしょうか?
暑さのせいかな。それだったらいいな。もうすぐ涼しい秋がやってきて、
心静かな毎日が戻ってくればいいと思う。
そんなことをずっと考えています。
みんなが読んでる!おすすめ記事
- “中だるみ”から抜け出し、勉強へのやる気を上げるには?
- 進路が決まらない!そんな時に、高校生と保護者がやるべきこと【体験談あり】
- 東京大学CEDEP・ベネッセ教育総合研究所 共同研究 「乳幼児の生活と育ち」研究プロジェクト
- 「塾に行かせたらなんとかなる」は大間違い?!その前に実践したい、年齢×分で十分な家庭学習のコツ
- 「○○さんと同じクラスにしてほしい」と先生に頼むのは、わがままでしょうか?[教えて!親野先生]
- 幼児期から小学1年生の家庭教育調査 報告書 [2012年]
- 中学生の子どもが友だちと一緒に旅行に行きたいと言った場合、どうする?
- 【どうなる?どうする?娘の大学受験】第13回 進学先、決定?
- 第4回子育て生活基本調査(小中版) [2011年]