高2の春は「希望」よりも「中だるみ」 親心は「くたびれた制服でもっとがんばれ!」
長女が高校2年生になった、まんが家・おぐらなおみ氏。正月よりも「新年らしい」と思う保護者の気持ちと、当事者である娘の気持ちについて、ギャップと本音を語る。
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4月! 4月になりましたよ!
気持ち的には正月よりも新年らしいと思うのは私だけでしょうか?
さてさて、わがムスメもいよいよ高校2年生。フレッシュな気持ちで
もろもろ取り組んで欲しいところ。
新学年の教科書も購入したことですし(もちろん親的に痛い出費には変わりなく、
これだけの値段に見合うだけの勉強はしてほしいというひとことも忘れず)、
新しいクラスで、新しい自分と向き合うのもいい気分なのでは?
……ところがそれほど浮かれた気分にはどうもならないようで……。
新学期早々の実力テストの結果が良好か? とか、新しいクラスでの授業に
ついていけるか? とか、それよりもなによりも「志望校がはっきり決まるのか?」
などなど、茫漠(ぼうばく)とした不安が浮かんだり消えたりの新学期みたいです。
もちろん友だち関係や部活のことなども心配なのでしょう。
しかし去年のムスメだったら、それらはすべて「希望」みたいなものにリンクしていたように
思うのですよ。悩みつつも楽しめる、みたいな。
しかし2年生の今はちょっと違うようではあります。
話は変わりますが3月中に行われた塾の二者面談でも
「高2は中だるみの時期でもあります。これはもうみんなそうだと思ったほうが
いいかもしれません。」的な言葉をいただきました。
今年はそんな感じの1年になるのかな……。
行事的には面白そうなものが多いのですけどね。
少々くたびれた制服に身を包み、なんとかどうにか頑張ってくださいよ!
親はそっと後ろから見守るばかりなり。