私立高校の校長が語る、面接で避けたい3つのケース

2012年度から、中学校で新学習指導要領が完全実施された。重視されているコミュニケーション能力や協調性、「思考力・判断力・表現力」を評価するために、公立高校の入試に面接を課す都道府県が増える傾向にある。中でも、1000点満点中最低でも200点の比重をおくのは神奈川県である。他都道府県の受験生・保護者も参考になるこの事例について、面接の評価の観点を安田教育研究所の安田理氏が解説する。

 

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面接というと、面接官の個人的恣意で評価が大きく変わることを心配する受験生や保護者が大勢います。神奈川県の例でいうと、「入学希望の理由」「中学校での教科等に対する学習意欲」「中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲」「高校での教科・科目等に対する学習意欲」「高校での教科・科目等以外の活動に対する学習意欲」「将来の展望」「面接の態度」と、評価項目とその採点法が細かく決められています。ですので、個人的恣意や印象で決まるという心配はしなくていいでしょう。

 

それよりも、面接で気をつけたいことをお伝えしましょう。公立ではありませんが、私立の面接で残念な結果となった例です。よく知る私立高校の校長先生から聞いた3つのケースをご紹介します。

 

●「我が校は生徒指導が厳しいほうですが、入学したら守れますか?」という質問に「自分は自由を大切に思っているので、守れるかどうかわかりません」と答えた受験生
●まったく面接官の顔を見ようとしない受験生
●「どうして我が校を志望したのですか?」という質問に、この学校には入りたくないという態度で「親に言われたから受けました」と答えた受験生

 

15歳くらいだと、いきがってこんな態度に出ることもあるようです。早い時期から自然に受験校のことを話題にし、話し方や態度などにも気を付けておきましょう。

 

出典:面接にどう対処するか[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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