物語文が苦手! 登場人物の気持ちが理解できない小6男子の保護者に専門家がアドバイス
お気に入りに登録
「物語文が苦手で、ひっかけの選択肢を選んでしまう」と悩む小6男子の母親の悩みに、平山入試研究所の小泉浩明氏が答える。
***
【質問】
物語文が苦手で、ひっかけと思われる選択肢を選んでしまいます。答えを見て、「ああ」と言うことはありますが、物語文が極端に苦手です。文章を分析するように言っても、自分に当てはめて考えているように思われます。何か良い解決方法はありますか?(小6男子の母親)
【小泉氏からのアドバイス】
「自分に当てはめて考える」ことや「今まで読んできた物語に当てはめる」ことは、必ずしも悪いというわけではありません。「自分だったらどう感じるか?」を考えることは、登場人物の気持ちを考えるヒントになるからです。ただし、「なぜ登場人物がそう思ったのか」という「確かな根拠」になりそうな箇所を見つけて、判断しなければなりません。
「確かな根拠」を見つけるには、問題の傍線部やその前後を探しましょう。たとえば「頭をかきながら」や「顔を赤らめた」といった記述があれば、「恥ずかしい」という気持ちの根拠になります。また、傍線部から離れた箇所や、場面の雰囲気、物語文全体から判断する必要がある場合もあります。
経験の少ない子どもにとっては、間接的な心情表現や「気持ち」自体を理解できないということも考えられます。たとえば「呆然とする」とはどのような気持ちなのか? どのような時に感じる思いなのか、具体的な例を示しながら説明してあげましょう。読書など擬似的に体験をすることが国語力のアップに役立ちます。
出典:物語文が極端に苦手で、文章を分析せずに自分に当てはめて考えているように思われます[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト
みんなが読んでる!おすすめ記事
- 《自分がやりたいこと》を問う前に。今こそ子どもに伝えたい、勉強の意義【専門家解説】
- 国語の物語文に出てくる主人公や登場人物の気持ちがよくわからないようです[中学受験]
- 「第6回 高校生アートライター大賞」大賞受賞者インタビュー 中村陽道さん
- 定期テストで平均点に届かなかった中学生にオススメ!「春休みの暗記作戦」
- 成績が伸び悩みがちな5年生、原因は?確認ポイントと立て直しの進め方【中学受験】
- 「第6回 高校生アートライター大賞」大賞受賞者インタビュー 高木優さん
- 【体験談】中学生・高校生の門限、みんなどうしてる?何時が多い?納得できる時間やルールは?
- 問題文を最後まで読まずに解答してしまいます[中学受験]
- 【マンガ】どうなる!? 息子2人の大学受験…イマドキ保護者の悶えるホンネ <第20回>高校生から大学生へ