沖縄県 高校入試制度・出題傾向(平成23年度)

沖縄県の公立高校入試制度(平成23年度)

調査書情報一般入学選抜推薦入学選抜
評定点は中一から中三の成績が対象となり、9教科5段階評定で、そのうち実技4教科は1.5倍される。1学年55点満点×3で計165点満点となる。

合否判定は学力検査(5教科300点満点)と調査書、面接の結果をもとに行われる。学力検査点と評定点は原則として同等に扱われる。ただし、一部の高校では4:6~6:4の範囲で比重を変えている。また、一部の高校・学科では付加問題や傾斜配点を実施している。すべての高校で実施され、中学校長の推薦が必要。合否判定は、調査書、推薦申請書、面接、適性検査などを資料として行われるが、判定方法は各高校で異なる。推薦枠は、普通科が定員の20%以内、理数科・英語科、農業・工業に関する学科、総合学科などは定員の30%程度、芸術科・体育科・生涯スポーツ科は50%以内。

沖縄県の公立高校入試傾向(平成23年度)

英語
入試傾向
総合的な英語の力が求められるのが特徴!
平成23年度は大問が1題増えて、11大問になったよ。大問1~3はリスニング。大問4~7は文法問題。大問8は短い英文に適語を補充する問題。大問9は対話文読解で、大問10は長文読解。平成22年度まで長文読解と一緒に出題されていた英作文は、単独で大問11で出たよ。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
大問数が多いので、時間配分に注意が必要!
大問1は計算問題。大問2は小問集合。大問3は長さや面積を求める問題。大問4は作図。大問5は関数。大問6は関数と図形の融合問題など。大問7は確率。大問8は証明を含む平面図形。大問9は正四角すいを素材とした空間図形。大問10は規則性に関する問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
幅広い単元の読解力が求められる!
大問構成に変化はないよ。大問1は聞き取り、大問2は漢字・国語知識などの問題、大問3は小説、大問4は説明的文章、大問5は古文。大問6の作文は、1段落目に2つの図を比較して読み取れる考え方を、2段落目に自分が賛成する考え方を選んでその理由を書く問題だったよ。
過去3か年はこれが出た!
理科
入試傾向
全分野からバランスよく出題!
大問数は、物化生地からそれぞれ2問ずつの計8問。実験や観察を題材とした出題が多く、また、大問6では岩石を採取して近くの地層を観察した結果からの出題、大問7では果肉の赤いドラゴンフルーツの果汁の性質を調べる問題も出たんだ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
沖縄県に関する問題が出題された!
大問1・2は地理、大問3・4は歴史、大問5・6は公民、大問7は3分野融合が出題されたよ。沖縄県に関する問題が出されたので、沖縄県関係のニュースも確認しておこう。資料を読み取る文章記述問題が出されているので、資料を読み取り、文章にまとめる力をつけておこう。
過去3か年はこれが出た!

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