サッカーワールドカップから「南アフリカ共和国」について知る

適性検査ではこう問われる

ある国と日本との関係などについて資料に基づいて考える


2009(平成21)年度の岡山県立倉敷天城中学校の適性検査では、フィリピン共和国に関する問題が出題されました。

フィリピンにおけるボランティアの具体的な職種、フィリピンの農業生産の変化や主要輸出品と輸出総額の変化の資料が示され、援助を必要とする国が、ボランティアを受け入れて、どのような国づくりをめざしてきたのかが問われました。

このように、南アフリカ共和国に関しても、日本に関連した資料が示されながら、その国の現状やテーマに関する考えを問われる問題が出題されることが予想されます。


南アフリカ共和国の主要貿易相手国(2008年)

輸出
 
(単位=100万米ドル)
割合
日本8,12011.0%
アメリカ合衆国7,98710.8%
ドイツ5,7497.8%
イギリス4,9066.6%
中国4,3105.8%
その他42,89458.0%
73,966 
輸入
 
(単位=100万米ドル)
割合
ドイツ9,91411.3%
中国9,90911.3%
アメリカ合衆国7,0388.0%
サウジアラビア5,5236.3%
日本4,8835.6%
その他50,32657.5%
87,593 

出典:統計局ホームページ


親子でやってみよう

映画やテレビなどをきっかけに、いろいろな国を知ろう


南アフリカ共和国に限らず、いろいろな国に対する興味を育み、「もっと知りたい」「調べたい」という気持ちをサポートすることで、外国に関する知識も、資料などを読み取る力も高まります。

そのための入り口としてうってつけなのが、映画やテレビ番組です。その際、地図や小学生向けの統計資料集などを用意しておくと、興味を持った国についてすぐに調べられるのでオススメです。

また、サッカーワールドカップのようなイベントが開催される国については、イベントの直前にその国を紹介する番組などの放送もありますので、チェックしてみるとよいでしょう。


『朝日ジュニア学習年鑑2010』『朝日ジュニア学習年鑑2010』
(朝日新聞出版/朝日新聞出版編/2415円=税込み)

さまざまな分野の統計や資料、ミニ百科、人口、産業、貿易、交通などのデータのほか、全国47都道府県ごとの自然・産業、世界の国々の基本データと地図を掲載しています。世界遺産、動物・植物の分類、歴史人物、星座など、知りたい情報を満載。国内、国外、環境の時事ニュースの特集もあり、興味を深められます。


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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
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