小学校低学年から理科に興味を持てるように!子どもに投げかけたい質問例
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小学校高学年になると、だんだんと理科が好きな子と嫌いな子に分かれていきます。
理科は一度嫌いになってしまうと、なかなか好きになってくれません。
ですので、小学校低学年から日常生活で理科に触れさせておくことが重要になります。
「理科に触れさせる」といっても、難しいことではありません。
今回は、普段の生活のなかでいかにお子さまに理科に興味を持たせられる質問ができるかをお伝えしていきます。
身近な生活の疑問を投げかけてみる
一番簡単な方法は、身近な生活のなかでお子さまが疑問に感じそうなことを投げかけてみることです。
「お子さまが疑問に感じそうなこと」というと難しく感じるかもしれませんが、実は大人である保護者でも疑問に思うようなことと同じです。
たとえば、次のような質問をお子さまにしてみてはいかがでしょうか。
(質問例)
- ○テレビはなぜ映るの?
- ○なぜ雨は降るの? 雷はなぜ落ちるの?
- ○塩はなぜしょっぱいの?
- ○なぜ冷蔵庫の中は冷たいの?
- ○どのようにして車は走るの?
保護者が答えられないかもしれないような質問でもよいです。
子どもは何に興味を持つかわかりませんので、たくさん質問してみましょう。
そのなかで、お子さまが関心を持った質問に対して、一緒に調べて解決していくと、理由がわかることが楽しくなり、自分から興味を持つようになっていきます。
調べるときは、インターネットで検索したり、図鑑で探したりするとよいです。
普段とは違う状況で質問してみる
また、家族旅行の旅先や観光地、動物園、公園などのお出かけ先で質問を投げかけることで普段とは違う反応があるかもしれません。
たとえば、次のような質問を投げかけるのはいかがでしょうか。
(質問例)
- ○なぜ海沿いは砂浜だったり岩場だったりするの?
- ○象の鼻が長いのはなぜ?
- ○岩の形が違うのはなぜ?
- ○なぜ花にはいろんな色があるの?
このような質問をすることで、普段の生活では気付けないようなことに興味を示すかもしれません。
そのためにも、お子さまをいろいろな場所に連れて行ってあげたり、いろんな体験をさせてあげたりしましょう。
そして、興味を持った質問に答えてあげたり、スマートフォンなどで一緒に調べてあげたりするとよいです。
外出するのが難しければ、動物や植物の動画を見せてあげたり、テレビの内容から質問してあげたりしてもよいでしょう。
まとめ & 実践 TIPS
このように、理科に興味を持たせることは、「理科の知識に詳しくないとできない」ということではありません。
普段見過ごしてしまいそうなちょっとした疑問に立ち止まり、それを質問としてお子さまに投げかけることで、お子さまもだんだんと興味がわくようになってきます。
また、理科に限った話ではありませんが、よくお子さまの質問に答えられないことがあるかもしれませんが、大人でも知らないことはあります。
そんなときは「わからない」「知らない」で終わらせるのではなく、お子さまの疑問を一緒に解決してあげることが重要です。
そうすることで、お子さまはわからないことを考えたり、知ったりする楽しさを感じてくれます。
このようにしてお子さまの興味を広げていくことで、多くのことに関心を持って取り組む姿勢が身に付きます。
株式会社プランディット 編集事業部 理科課 原田
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの理科の教材編集を担当。
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