【休校のホンネ】「勉強が遅れる、子どもがダラダラしてイライラ…保護者の負担が大きくツラい」保護者5,875人のリアルとは

昨今の新型コロナウイルス オミクロン株の感染拡大に伴い、休校が増えています。
「お子さまの学校は休校や学級(クラス)閉鎖を実施していますか?」
ベネッセが保護者5,875人を対象にWEBアンケートを実施したところ、約3〜4割の学校で休校・学級(クラス)閉鎖が実施されていることがわかりました。

加えて、
「子どものオンライン授業、つきっきりで見ないといけない……かといって放っておくと、勉強についていけなくなりそうで心配……」
「仕事との調整が大変」
といった、保護者のかたへの負担が大きくなっている声をたくさんいただきました。

この記事では、アンケートに基づく全国の休校・学級(クラス)閉鎖の実施状況と保護者のかたから寄せられた声、自宅学習支援におけるヒントをお届けします。

この記事のポイント

全体の傾向では、約3~4割が「休校・学級閉鎖している」

アンケートの結果を見ると、全体としては「学校閉鎖している」「学級(クラス)閉鎖している」という回答が約3〜4割を占めました。

学年別では、小学校での休校が約1割、学級閉鎖が約2割。
中学校や高校では、学年によってややばらつきが見られました。

休校になったかたは、自宅学習が中心となり、行事にも影響がでているようです。

「1年生全体がお休みになりました。
オンライン授業が行われ、宿題も少し出ているが、基本は自学。
在宅だからまだ何とか面倒を見れるが、仕事の合間にだらだらさせずに子どもを見るのはけっこう大変」
(小1、小4 /東京都)

「隣のクラスが学級閉鎖で、行事が延期。
定期テストも中止で、家庭実習期間となったけど、実質は学年閉鎖」
(中2、高3/埼玉県)

アンケート実施時点では休校・学級閉鎖になっていない場合でも、いつ閉鎖されるかわからない不安から、準備をしているご家庭もありました。

「いつクラス閉鎖になってもいいように、自宅に学校から支給されているタブレットを置いてあります」(小1/千葉県)

「まだ休校や学級閉鎖は無いですが、いつなってもおかしく無い状況」
(小1、小5、中1/神奈川県)

また、休校に関して、仕事との両立の不安をあげる声も多くいただきました。

「仕事の理解がなく休めないので大変」(小2、中2/岐阜県)

「自主的に休みたいが仕事もあり、生活もあり、休むと授業に遅れる」
(小1/千葉県)

お子さまを大事にしたい……と思いつつも、目の前の仕事や生活も大事。
お子さまと生活のはざまで悩まれる保護者のかたが、現状とても多いようです。

さらにここからは、お子さまの勉強に関する保護者のかたのお悩みの声を紹介します。

お子さまが休校中の保護者のお悩み①「勉強が遅れる…成績が心配」

「オンラインで授業はして貰ってますが、わからないところを聞けない。
授業時間のほとんどが自習になってしまっている」
(中1/東京都)

「別のクラスは学級閉鎖。子どものクラスは通常通りで、自主休校したいが、勉強が遅れる。
どうすればいいか分からない」
(小1/京都府)

「休校で勉強がおくれてしまう……」
「休校でなくとも、自主休校でオンライン授業にしたら、自分の子どもだけ取り残されてしまいそうで不安……」
そんな保護者のかたの声が、多くよせられました。

休校で休まざるをえなくなった、保護者のかたとお子さまが悩まれるのはもちろんのこと。
どうすればいいかの正解がわからない中、休むか? 休まないか? の選択が保護者にゆだねられているのもまた、非常につらいことと思います。

残り少ない2021年度、休校が明けたら授業の進み方が早くなる可能性もあります。
「あと2か月しかない中、あれもこれもやらねば……」と勉強面で、焦る気持ちもあることでしょう。

ただ、あれこれムリしすぎると、お子さまも保護者のかたもツラくなってしまうかもしれません。
まずは優先順位をつけて、のこり2か月でできること・最優先に取り組むことに、焦点をあててみてはいかがでしょうか。

関連:進級に向けて家庭ではどんな準備が必要?残り2か月でできる勉強・生活面のチェックポイントをご紹介【小学校低学年】

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お子さまが休校中の保護者のお悩み②「家だと子どものやる気がない・集中できない」

「学校からタブレットで課題が出ています。
タブレットですが量が少ないのと、学校が始まってから提出なので、後回しにしがちで集中できていません」
(小1/神奈川県)

「学年閉鎖をしています。
学校からはタブレットを通じて課題が出されていますが、やはり家だとダラダラとし、いつも以上に勉強しません。
学年末テストも控えていますし、英語はかなり心配です。どうすればやる気を出してくれるでしょうか?」
(中1/奈良県)

コロナ禍で自宅で勉強しないといけない中、子どものやる気や集中力が見られず心配……という声も多く見受けられました。

家と学校の往復で気持ちの切り替えができていたけれど、休校だとその機会がありません。 さらに、相次ぐ休校や学級・学年閉鎖で、行事で盛り上がったり、友達と遊んだりする機会も減ってしまい、ストレスの解消ができません。
先が見えない不安も重なり、お子さまは、よけいに勉強に集中できなくなっている状況なのかもしれません。

そんななか、「やる気を出そう!」と保護者のかたがあれこれ声をかけるのも大事かもしれませんが、ずっと声をかけ続けるのも、難しいもの。
まずは環境から整えてみる……といったカンタンなことから始めるのも、よいかもしれません。

また、できなくなってしまったことばかりに目を向けるのではなく、発想を変えて今だからこそできることを考えてみるのもよさそうです。

ちょっと気分転換に、くらいの軽いキモチで、試してみてくださいね。

関連:行事の中止続きで子どものやる気が低下!わが子のやる気を高めるには?

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お子さまが休校中の保護者のお悩み③「子どもにイライラして罪悪感…」

「学校閉鎖しています。課題が多く出たのですが、子どもが集中できない。
私もイライラして、悪循環です」
(小2/鹿児島県)

「感染者がかなり増えてきたので、うちの子どもはオンライン授業に切り替えていました。
学校に行かないと生活にメリハリがなくなってダラダラしてしまい、注意する私のストレスも溜まる」
(中1/福岡県)

家でいっしょにいるからこそ、子どもの様子が気になって、正直ストレスが溜まる……という保護者のかたの声も多く見受けられました。

そもそも、保護者のかただって、自分の仕事を調整してお子さまの面倒をみたり、逆に仕事で家に帰れなくなったり、さらに家での食事を多く作る必要にせまられる……と、コロナ禍で大きな影響を受けています。
そんななかで自分だけでなく、お子さまや家族のことまで考えるのは、とても大変なこと。

いま、保護者のかたは、常に気をはりつめて、がんばっている状況です。
がんばりすぎて無理して、気付かないうちにパンク寸前になっているかたも、多いかもしれません。

まずは、がんばっている自分を認めつつ、家でちょっとでもラクにすごせるテクニックを取り入れてみてはいかがでしょうか。ストレス軽減の第一歩になるかもしれません。

関連:突然の休校。子どもが家でダラダラ。親のストレスが溜まります。[教えて!親野先生]

また、お子さまに注意をしてストレスをためてしまう場合は、言い方を少しだけ変えてみる手も。
小学生・中高生にとくに効果がある声かけをそれぞれご紹介しますので、もしできそうなときは、試してみてくださいね。

関連:「早くやりなさい!」「どうしてできないの!」子どもの心を動かす言葉に換えるには?【言い換えテクニック高学年編】

関連:【失敗・成功体験談】「スマホばかり!勉強しなさい」と言いたいけれど迷う…そんな時どうする?

まとめ & 実践 TIPS

ご自身の仕事のこと、お子さまの生活・勉強のこと、家事や家庭の経済状況のこと……。
保護者のかたは、コロナ禍で、いつもと違う心配や不安を常に持たれていることと思います。

自分の力だけではどうにもしようがないなか、人知れず、心をはりつめてがんばり続けていらっしゃるかたも多いかもしれません。
ストレスが溜まって、ついイライラしてしまう日もあるかもしれません。
保護者のかただって、人間です。ムリは続きません。

引き続き、先が見えない日が続くかもしれませんが、お子さまは、保護者のかたのがんばりを支えにして、毎日をすごされていることと思います。
だからどうか、保護者のかたはお体を大事に、休めるときはゆっくり休んでくださいね。

コロナ禍で同じように不安を持っている仲間は、たくさんいます。
まわりが気になったとき、ふっとこういった記事を見て、ちょっとした息抜きや明日のお子さまとの毎日をすごす一助になれましたら幸いです。


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出典:アンケート「現在、お子さまの学校のクラスでは、休校や学級閉鎖が実施されていますか?」|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/qa/nayami/20220126-3.html

調査地域 全国
調査対象 小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間 2022年1月26日〜2022年1月30日
調査手法 Webアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数 5,875名 

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