定期テストで平均点に届かなかった中学生にオススメ!「春休みの暗記作戦」
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「勉強したのに平均点に届かなかった…」「どうすれば点数を上げられるのかわからない」学年末は、そんな悩める中学生たちからの相談が増える時期。
私たちアドバイザーはお子さまの状況に応じてさまざまな対策をお伝えしていますが、今回はそのなかでも「これならできそう」「やってみたらできた」という声が多かったものをご紹介します。普段よりおうち時間をつくりやすい春休みに、一緒に試してみませんか?
(勉強法アドバイザー 湯浅)
この記事のポイント
平均点突破に最も効果を発揮するのは暗記
テストで平均点がとれない、点数が上がらないと悩む相談に多く見られるキーワードは「覚えられない」。逆にいうと、暗記こそが平均点突破のカギと言えるのではないでしょうか。
定期テストは授業で習ったことを理解しているか、そして覚えているか確認するためのもの。重要語句が覚えられていれば解ける問題が結構あります。平均点に届かないお子さまは、ここにヌケモレのあることが多いようです。
楽しく暗記をサポート
とはいえ暗記は簡単ではありませんよね。中学生の相談からも「暗記がニガテ」「どうしても覚えられない」など、苦しい気持ちが伝わってきます。
勉強しなきゃ覚えなきゃと思って暗記するのはキツいもの。私たちも直接お手伝いすることはできません。でも保護者のかたなら、楽しく覚えられるようにサポートできそうです。
やり方はなんでもOK。リラックスしてクイズ風に一問一答でもよいし、ダジャレやゴロ合わせを一緒に考えてあげるのも記憶に残ることまちがいなし!アプリなども使えそうです。
おうちでは学校ではないので机に向かってやらなくても大丈夫です。好きな場所でリラックスしてまずは教科書の太字だけ覚えることを目標にしてみましょう。暗記ができると、不思議と答えられる問題が増えていくはずです。
簡単な問題を解いて成功体験!
平均点がとれないということは、正解できた経験も多くないかもしれません。そういった場合には「まるがつく」だけでお子さまの自信になります。
重要語句の暗記ができてきたら基本問題だけ解くことを勧めてみてください。基本問題=教科書の例題や、ワークの最初の方の問題です。解ける手応えを感じることに意味があるので、難しい問題まで取り組む必要はありません。解けそうな問題だけ選んで渡してもよいと思います。
「全問正解できた!」という喜びは、さらに次の勉強へのやる気にもつながります。問題が解けたときには全力でほめて、お子さまの気持ちを盛り上げてあげたいですね。
まとめ & 実践 TIPS
娘が中学生のとき、テスト前に「教科書クイズ」を持ちかけたことがありました。最初は乗り気でなかった娘も「鎌倉に幕府を開いたのは誰?」「源頼朝」「正解!」などとやっているうちに、「ちょっとまって!覚えるから!」と自分から暗記を始めたのです。そうして迎えたテストの日、「覚えていったら答えられた!」と笑顔で帰ってきてくれました。
今回挙げたようなちょっとしたことがニガテ解消のきっかけになることも多いもの。
暗記は小さな一歩ですが、新学年、そして受験へとつながる大きな一歩です。まずはお子さまのやりやすいものから、はじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
湯浅れいこ
アドバイザー歴5年
学校教材の出版社に勤務時、先生や保護者の声を聞くなかで家庭学習の大切さを痛感。中学生が楽しく学ぶ手助けをしたいという気持ちからアドバイザーに。子どもの気持ちに寄り添いつつ、言うべきことは言う姿勢を大切にしている。座右の銘は「笑う門には福来る」。一男一女の母。
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