学生時代の「アクティブ・ラーニング」で人生が左右される? 卒業後の自己効力感に影響

学生時代の「アクティブ・ラーニング」で人生が左右される? 卒業後の自己効力感に影響学生に主体的な学びを促す学習法として、大学をはじめ小中高校でも注目されている「アクティブ・ラーニング(AL)」。特に大学ではALを意識した授業改善が進んでおり、学部の学生の学修時間や学修行動を把握しようとしている大学も6割にのぼる。このように、大学での学びが、学生の自主性に任されていた時代は、過去のものとなりつつある。そこでベネッセ教育情報サイトでは、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏にALなどを通じた「主体的な学び」のメリットについて伺った。

 

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ベネッセ教育総合研究所の「大学での学びと成長に関するふりかえり調査」によると、大学時代に主体的な学びが多かった人たちでは、少なかった人たちより、「成長を実感した」と回答した割合が20ポイントも高くなっています。在学中は、そうした主体的な学びの重要性に気付くことは少ないのですが、卒業後に時間がたつほど、その重要性を痛感するといいます。ALなどを通して身に付く力が、社会で不可欠になっていることを表わしているでしょう。

 

しかも、主体的な学びの経験は、自己効力感を高めるというだけでなく、卒業後30年たっても、現在の自己効力感に影響しているといいます。これはすなわち、人生をも左右するといえ、学生時代の充実した学びがいかに重要かが、改めてわかります。

 

高大接続改革の中で今後、大学入学者選抜改革だけでなく、大学教育の改革もますます進んでいくことでしょう。大学進学を希望する生徒も、オープンキャンパスなどから、大学がそのように変わっているのだと認識して、進学先を選ぶことが重要です。「楽勝科目」を選んで卒業できれば就職も何とかなるという姿勢は、もう通用しないのです。

 

出典:大学教育、ますます「主体的な学び」に動く ‐ベネッセ教育情報サイト

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