誘惑を断ち切り、モチベを上げよう!テスト期間の“ごほうび”活用法
「勉強中なのに、どうしてもLINEのメッセージが気になってスマホに手を伸ばしてしまう」「ニガテ科目の勉強をする予定だけど、机に向かう気が起きない…」テスト期間中にこんな経験ありませんか?やる気が出ない時は、自分への“ごほうび”を用意するのもひとつの方法。今回は、効果的な“ごほうび”の活用法を紹介します。
“ごほうび”は3つに分けて考えよう
勉強へのやる気をキープするための“ごほうび”は、3つに分けて考えましょう。
1つめは、目の前の勉強に集中するための“ごほうび”(1)。つまり、「この問題集がここまで進んだら○○する」というタイプのものです。
2つめは、その日の勉強が終わった時の“ごほうび”(2)。
そして、3つめは、定期テストがすべて終わった後の“ごほうび”(3)です。
(1)(2)の“ごほうび”の内容は、勉強を始める前にその日の気分で考えてもOK。(3)は、テスト全体の勉強計画を立てる時に考えましょう。
当たり前のことですが、“ごほうび”は頑張った努力に対して得られるもの。くれぐれも“前借り”はしないように注意しましょう。
自分にあった“ごほうび”を設定しよう
(1)の、目の前の勉強に集中するための“ごほうび”は、休憩時間に10分程度でできるものを考えましょう。例えば、「好きな曲を1曲だけ聴く」「甘いモノを食べる」などがよいでしょう。「漫画を1話分だけ読む」「少しだけテレビを見る」といったタイプのものは、続きが気になってダラダラ続けてしまうかもしれないので要注意です。
(2)の、その日の勉強が終わった時の“ごほうび”は、1日の終わりのリラックスや、翌日のためのリフレッシュになるものがよいでしょう。例えば、「時間を決めて友人とメールやLINEでおしゃべりする」「録画していたテレビ番組を見る」「ちょっとだけ趣味をする」といったタイプのものです。
(3)の、定期テストがすべて終わった後の“ごほうび”は、「友人と買い物に行く」「好きなアーティストのライブに行く」などガッツリ系のものを。2週間のテスト期間中、それを楽しみにすることでモチベーションが上がるものを考えましょう。
“ごほうび”を、自分の中からわき出る“達成感”につなげよう
人間のやる気は、“ごほうび”のように外側からの刺激によってもたらされるもののほかに、内面から自然と湧き出てくるものもあります。例えば、解けなかった問題がわかるようになった時は、「もっと難しい問題に挑戦してみよう」と積極的になるでしょうし、問題集を予定通り終わらせることができた場合、「次の勉強も計画通り勉強を進めてみよう」という気持ちになるでしょう。
勉強ができるようになる喜びや達成感から生まれるやる気は、 “ごほうび”で得られる一時的なやる気よりも長続きするものです。最初は“ごほうび”がキッカケで机に向かっているかもしれませんが、内側からやる気をアップできれば、さらに勉強が進むはず。“ごほうび”と“勉強ができるようになる喜びや達成感”の両方をうまく活用して、テスト勉強を乗り切りましょう!