実はレアな食材・山菜の魅力

山菜とは、山野に自生する植物で、食用にされるものを言い、その多くが、早春から初夏にかけて採取されます。山菜は、限られた場所で、限られた季節にしか採れません。そのため、その収穫量もごくわずかです。
山菜には栄養価の高いものもあります。特に、山菜の若い芽の部分は、これから育っていくための養分がぎっしりつまっています。外敵から身を守るために備えたものが山菜特有の強い苦味やえぐみ、すなわちアクとなるので、食べる際はていねいな下処理をする必要があるものがほとんどです。ここでは、主な山菜と、オススメの食べ方についてご紹介します。


「の」の字の渦巻きが特徴的 ゼンマイ

 ゼンマイはシダ類に属するゼンマイ科の多年草で、3月から4月が採取時期です。湿り気のある山野を好みます。新芽の先が「の」の字に渦巻いているのが特徴的です。薄茶色の綿毛をかぶっているときに摘んで、食材としても用いられてきました。アクが強く、重曹で下処理をしてから、煮物や白和えなどにするのがオススメです。ゼンマイは葉酸が豊富で、“貧血の民間薬”といわれるほどです。

 

 

山菜の王様・たらの芽

 たらの芽はウコギ科のタラノキの新芽のことで、この新芽の部分を山菜として食用とします。採取時期は3月から4月です。山菜の中ではアクが少ない方です。おひたしや和え物、天ぷら、田楽にオススメです。ほのかな苦味やもっちりとした食感が人気です。

 

 


フキノトウが成長したのがフキ

 フキノトウは早春に地中から顔を出すフキの花茎です。生長するとフキに育ちます。4月から6月が美味しい時期です。フキは長い茎の歯ざわりとほろ苦みが味わい深いです。板ずりをしてからゆでて、水にさらし、皮をむいて煮物にするのがオススメです。

 

独特の風味を備えている山菜。スーパーなどで見かけたら、春の風物詩の一つとして、試してみるのはいかがでしょうか。

 

 

参考:

鈴木昶『花のくすり箱』(講談社)

板木利隆監修『からだにおいしい野菜の便利帳』(高橋書店)


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