約4割の保護者が「手こずる」と感じる夏休みの自由研究、克服法は?
夏休みの宿題で最も悩ましい課題といえば必ず挙げられる「自由研究」。過去にベネッセ教育情報サイトの「教育相談室」に寄せられた相談から、手こずってしまうポイントについて取り上げ、紹介しよう。
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●テーマを選びきれない
学年に合わない難しいテーマを選んだり、自分で考えるのが難しかったりするようです。
●途中でなかだるみ
観察日記をつけるはずがすでに花が咲いてしまった! などの失敗談も。
●まとめられない
実験は好きでもまとめは苦手……という子どもへの指導が難しいようです。
●アドバイスを聞かない
聞く耳を持たず、マイペース。イライラしても見守るしかない親心を感じます。
●保護者の協力が前提?
先生から、「もう少しご家庭でサポートしてあげてください」と言われた、親の協力が期待されていると感じた、という保護者もいらっしゃいました。
●先生や学校からの指導が少ない
せめて手順(調べ方、まとめ方など)を理解させてほしい、途中でのチェックやアドバイスがほしい、という意見も。
これらの手こずりポイントを脱出するには、子どものタイプにもよりますが、保護者は「聞かれたら答えるアドバイザー」「準備を手伝う雑用係」という気持ちで見守るとよいでしょう。低学年のうちは、親子で楽しむことがよさそうです。高学年や中学生で、自主的に取り組むことを期待しながら、「自由研究は楽しい」「大変だけど達成感がある」など、よいイメージを持たせてあげられるよう導きたいものです。