冬休みで乱れた生活を取り戻す3つのポイント【小学校低学年編】

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新しい年がスタートしました。冬休み明けのお子さまの生活リズムはいかがでしょうか。冬休みは、クリスマスやお正月など楽しいイベントがあって、ついつい、寝るのも起きるのも遅くなってしまいがち。冬休みで乱れてしまった生活リズムを取り戻すにはどうすればよいのでしょうか。前回に続き、今回は小学校低学年編です。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

① まずは早起きから!

生活リズムの改善は早起きからと聞きます。まずは、「早く寝ること」よりも「早く起きること」を優先させて 、早起きから始めてみましょう。

とはいうものの、今の時期は夜が明けるのも遅く、寒いので朝起きるのはそれでなくても億劫ですよね。いきなり「早起きを!」と言われても急には元に戻しにくいもの。
そこで、毎日、10分ずつ起きる時刻を早めていくのはいかがでしょう。お子さまに「明日は今日より10分だけ早く起きようね!」と声をかけます。お子さまも、10分なら早く起きられそうだと思えるのではないでしょうか。

また、質のよい睡眠をとると目覚めもよくなります。そのためにも、睡眠の妨げになる就寝前のテレビや動画、ゲームは避けましょう。約束の時間の再確認をするとよいですね。

② 朝ご飯をしっかり食べよう!

朝ご飯を食べない理由には「食べる時間がなかった」ということが多いようです。 朝ご飯を食べないと、だるさを感じたり、やる気が出なくなったりすることがあります。朝ご飯をしっかり食べるためには、前述した「早起き」がポイントになってきます。

話は少しそれますが、3年生の「赤ペン先生の問題」に自分の『たからもの』を紹介する文章を書く問題があります。その解答に、「たからものはお母さんです。なぜかというと、おいしいご飯を作ってくれるからです。」と書いてくる子どもが、毎年必ずと言っていいほど複数人います。私はいつもその素直さに感動し、心が温まります。子どもにとって、「ご飯」は愛情の象徴でもあり、おうちのかたの愛情を食べながら育っていると言っても過言ではないように思います。

子どもは元来食べることが大好きです。栄養も勿論大切ですが、朝から、お子さまの嫌いなものが食卓に並んでいるより、お子さまが好きなもの、テンションがあがるものを用意すると、きっとこの上ない心のエネルギー源にもなるはずです。朝は、おうちのかたも大忙しだとは思いますが、ほんの少し意識してみてはいかがでしょう。

③ 太陽の光を浴びて積極的に体を動かそう!

寒いと家の中に閉じこもりがちですが、できるだけ、外で遊ぶなど体を動かすことを促すとよいと思います。日中に体をよく動かしておくと、夜もぐっすり眠れます。
散歩もお勧めです。時間があれば、おうちのかたが「一緒に散歩に行こう!」と誘うときっと大喜びして出かけたくなるのではないでしょうか。散策しながら発見したこと、学校のこと、友だちのことなど、話も弾めばリフレッシュにもなります。

「早起き」を実行して、体を動かすことを心がけていれば、自然に「早寝」にもなっていきます。朝ご飯をしっかり食べて、朝の光を浴びながら、ゆとりをもって登校できると、体内時計もリセットされ、生活リズムも整ってくるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

一度崩れた生活リズムを元に戻すのは、最初は大人でも気合いがいることです。低学年のお子さまにとってはなおさらです。おうちのかたがサポートをしながら、「早寝・早起き・朝ご飯」を目標にしてみてはいかがでしょう。きっと、いつのまにか、元の生活に戻っているはずです。
学年最後の学期を、親子で元気に気持ちよく過ごせるといいですね。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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