連休明けに向けて、普段の生活に戻るための生活リズムの整え方
連休明けはなかなか調子が出ず、「学校に行きたくない…」と思うことが多いもの。でも、毎年のことを考えてみれば、時間の経過とともにそんな気持ちは消え、いつもの調子に戻っていたはずです。もし「この連休明けはなんだかいつもと違う、生活のリズムを取り戻しにくい」と感じているのなら、自分でできる生活リズムの整え方を考えてみましょう。また、普段と違う気持ちの中で、お友達や親とはどうコミュニケーションをとるべきか、ということにも触れたいと思います。
睡眠時間は特に大切。連休最後の1~2日は「調整の日」にしよう
生活リズムに大きく関わるのが、睡眠時間です。できるだけ連休中も普段と同じ生活リズムで過ごすのがいちばんですが、そうはいってもお休みの日に早寝早起きはしたくないもの。とはいっても、連休中ずっとお昼近くまで寝ていては、最後の日だけ早寝早起きをするのは難しくなってしまいます。また、食事の時間もずれてしまい、必要な栄養を摂取できなくなる可能性もあります。
ここで重要なのは「程度」の問題だということ。睡眠時間がずれすぎないように調整できればいいのです。実は、人間は1時間程度のずれであれば、大きく生活リズムや体調を崩すことはないと言われています。つまり、1時間睡眠時間が長くなったり短くなったりしても、翌日の体調や眠くなる時間に大きな変化はない、ということです。
生活のリズムを整え普段の状態に戻すために、連休最後の1~2日を使って「いつもの寝起き時間とのずれを1時間程度に近づける」という工夫をしてみましょう。たとえば、普段7時に起きているのであれば、連休2日前には9時、1日前には8時には起きるようにしてみるのです。
「だらだら」は逆に疲れてしまう…外に出て適度に体を動かそう
休養するのは普段の疲れを回復させるにも良いことですが、「だらだらと過ごす」ことで逆に疲れてしまうことがあります。人は同じ姿勢を維持することで疲労するため、ずっとテレビを見ている、ずっと横になっているなど、自分では体を休めているつもりでも、実際はそうではありません。できれば、ちょっとしたショッピングや散歩、軽いスポーツなどをして、気分転換し体をほぐしてあげましょう。適度な疲れは食欲や睡眠欲を呼び起こし、生活のリズムも整えやすくなります。
家族や友達とのコミュニケーションを考える、いいきっかけにしよう
親や友達とのコミュニケーションについては、普段と大きく変える必要はありません。ですが、連休は家族との時間が増え、逆に、友達との時間が減る場合もあります。これをきっかけに、家族との会話は減っていないか、友達とのコミュニケーションに無理をしていないか、などについて考えてみましょう。とくにSNSなどのコミュニケーションツールをよく利用している場合には、短時間でもいいので、スマホから離れて生活する「スマホ断ち」をしてみるといいかもしれません。普段から気にしすぎていないか、返信に疲れてしまっていないかなど、よく考えてみましょう。
休暇は休暇としてしっかり休みたい。それはその通りなのですが、連休明けに元の調子に戻りにくくなってしまうと、それがストレスの原因となり、体も心も余計疲れてしまいます。うまく気持ちを切りかえ、連休明けも元気で過ごすために、自分自身でできる「自分のメンテナンス」にチャレンジしてみてくださいね。