1歳から折り紙遊びを楽しもう！　遊び方のアイデアと小さなお子さまへの教え方

知育効果が期待できるとされ、小さいうちから取り入れたい遊びとしても人気の折り紙。しかし1歳児ではできることが限られてしまうので、遊び方や教え方に悩んでいる保護者も多いのではないでしょうか。そこで1歳から楽しめる折り紙遊びのアイデアと、小さなお子さまへの教え方をご紹介します。

1歳からできる折り紙遊びのアイデア

折り紙を折ることはまだ少し難しい1歳児でもできる折り紙遊びのアイデアをご紹介します。

・カラフルな色を楽しむ

色とりどりの折り紙は、見るだけでも脳に刺激を与えてくれます。お子さまが興味を示したら、手で触れて触感も楽しみましょう。一枚ずつ手に取って並べてみる、同じ色ごとにグループ分けするといった遊びも楽しめます。

・丸める

折り紙などの紙をくしゃっと丸めてみましょう。形が変わることや丸める時の音を聞いて楽しむことができます。最初から両手を使って丸めることが難しい場合は、小さめの紙を用意し片手で握りつぶして丸めてみるとよいですね。

慣れてきたら徐々に大きめの紙に挑戦し、両手を使って丸めていきます。できあがったものはリンゴやミカンなどの果物に見立てて飾ったり、ボール代わりに投げて遊んだりするのも楽しいですよ。

・破ったりちぎったりする

ビリビリと破ることでも、音や感覚を楽しめます。1歳ごろのお子さまは手首をうまくひねることができないので、最初は大きめの紙を用意し少し切れ目を入れたものを使用するとよいでしょう。

ひとりでできるようになるまでは、保護者が手を添えて手伝ってあげてくださいね。細かくちぎれるようになってきたら、画用紙などに糊で貼りつけて貼り絵にしたり、紙吹雪にして遊んだりできます。

・一回折りで形を楽しむ

丸めたり破ったりすることができるようになったら、好きなところで一回だけ自由に折ってみましょう。折った折り紙は何に見えるか親子で一緒に考え、シールを貼ったり絵を描いたりして動物などに見立ててもよいですね。

折る時には「アイロンをかけるよ」というような言葉がけをしながら、折りすじ線をつける練習も一緒にしてみましょう。折ることで形が変化する、折る場所によっていろいろな形に仕上がるということを理解できるようになると、より折り紙遊びの幅が広がります。

・さまざまな形に切った折り紙を用意して、形を組み合わせて遊ぶ

あらかじめさまざまな形に切った折り紙を用意し、形を組み合わせて遊ぶこともできます。
四角い紙の上に三角の紙を乗せて「家」、三角の紙を上下逆さまにして顔、丸い紙を二枚耳に見立てて「ねずみ」など、想像力が広がりそうですね。

小さなお子さまにわかりやすく教える方法

折り紙を教える時には、お子さまの対面ではなく隣に座りましょう。向かい合わせに座ると左右反対になるので、動きが伝わりにくくなります。

また最初から難しいものを教えるのではなく、すぐにできる簡単なものから始めて達成感を味わえるようにすることも、お子さまが折り紙遊びに興味を持ちやすくなるポイントです。

折り方を教える段階に入ったら、折る場所に印を付けて同じマーク同士をくっつけるという教え方をすると、小さなお子さまにもわかりやすくなります。一度折り目を付けた折り紙を使用して、折り目どおりに折る方法もよいですね。

うまくできた時には、たくさん褒めてあげましょう。褒められて嬉しいと感じたり達成感を味わえたりすることが、もっとやってみたいという意欲につながります。

1歳児の折り紙遊びのメリットと遊ぶ際の注意点

折り紙にはいろいろな色がありますね。また模様が描かれている折り紙もあります。きれいな折り紙で遊んでいるうちに、お子さまの色彩感覚も養われていくことでしょう。手をどのように動かし、折り紙をどう折ればどんな形ができあがるか想像しているうちに、想像力や創造力も育めますね。

指を細かく動かして遊ぶ折り紙は、手先のトレーニングにもなります。器用になるだけでなく、脳にもよい刺激を与えてくれますよ。また手先を使うことは集中力も高まりやすいので、集中力を育むことにもつながります。

遊ぶ際には折り紙を口に入れないよう、保護者が必ず近くで見守りましょう。保護者がはさみなどの道具を使用する際は、お子さまの手の届くところに置かないよう十分に注意が必要です。