クラス替えで仲良しの子と離れちゃった! 保護者ができるサポートや声かけとは

子どもにとって「クラス替え」は重要なイベントです。仲良しの子と違うクラスになってしまったり、担任の先生が変わってしまったり……。
クラス替え後の環境によっては、少し気が重くなってしまう子もいるかもしれません。

でもクラス替えは新たな可能性を見つけるチャンスです。クラス替えを前向きに捉えられるよう、保護者ができるサポートや声かけをご紹介します。

この記事のポイント

クラス替えを「不安」から「楽しみ」に変えるには?

お子さまがクラス替えで気にしていることは「仲良しの子と離れてしまうこと」が多いと思います。おうちでも話題に上がる回数が増えるかもしれませんが、実はそのときの保護者の返答がとても大事なんです。

■不安へ誘導しないように気を付けて

お子さまと話をするときに、ついつい保護者が言ってしまいがちなこととして

・優しい先生だったらいいね
・仲良しの子と同じクラスだったらいいね

などがあります。でも優しい先生がお子さまに合うとは限らないし、仲良しの子とずっと同じクラスであり続けることがお子さまにとってメリットかといえば、そうではない面もあります。そして「こうだったらいいな」と期待することで、もし期待がはずれてしまったときはガッカリ感やつらさが増してしまうことも。

そのため、保護者の返答や声かけは、お子さまに「新しい環境は新しい楽しさが見つかるチャンス」と思ってもらえるものを選びましょう。例えば、

・担任がどんな先生でも、自分の意見や思いはハッキリ言うようにすれば大丈夫だよ
・今の仲良しと離れても、新しいクラスでまた気の合う子が見つかるといいね

などがおすすめです。また、クラスが変わった後の「あの先生はちょっとね」「仲良しのあの子と離れちゃったから楽しくないね」という会話は、イヤだなと思ってしまうイメージを植え付けかねないので極力避けましょう。

環境の変化に対応する力を、お子さま自身はしっかりと持っています。それを気づかせ、新しいことを前向きに楽しめるよう導きましょう。

つらいときは休んでもOK! 逃げ道づくりを

たとえ仲良しと同じクラスになったとしても、クラス替え後の新しい環境は疲れもストレスも溜まるもの。これはクラス替え前後に関わらず1年を通していえることですが、帰宅したときのお子さまの声のトーンや、表情をしっかりと見てできるだけ様子を把握しておきましょう。

まだ友だち関係や勉強などあまり複雑でない小学校時代は、1日休んで自宅でゆっくりするだけでもリフレッシュできたりします。お子さまがときどきポツリと「休みたい」と言うようであれば、思い切って休ませてあげてもいいかもしれません。頻度が多いようであれば、担任の先生に相談して情報を共有しましょう。

■「友だちがいない」が言えない場合も

保護者からすれば、我が子に仲の良い友だちができるのは嬉しいもの。でも子どもだからといって誰とでも話ができるわけではなく、なかには友だちづくりが苦手な子もいます。

保護者が「友だちはできた?」と聞いてしまうと「友だちつくらなきゃ」とプレッシャーを感じ、ストレスで学校へ足が向かなくなることも。とくに新学期・クラス替え後は気になって連発して聞いてしまいやすいため、気をつけたいものです。

保護者は「とくに友だちができなくても大丈夫」を日ごろからお子さまに伝えるよう心がけましょう。一人行動は自分のペースで動けるという大きなメリットがあります。好きなことを自由に楽しむ素晴らしさを伝えてみても

■習い事などで「別コミュニティ」の形成を

小学生や中学生時代は学校のなかでの「同年代・クラス」内での交友関係がすべてになってしまいがちです。だからこそ心強さを求めて「仲良しの友だち」に執着してしまいやすい面もあるのです。

お子さまの世界を広げるなら、他の学年・学校の子も通う習い事を始めてみるのもおすすめです。いろんな出会いを通じて、今通っている学校・クラスの中だけが世の中ではないことを実感させてあげられるとベストです。

クラス替え後のおすすめ「ふるまい方」

もしクラス替えで仲良しの子と離れてしまった場合、お子さまはとても心細いはずです。「休憩時間ヒマだなあ」「友だちいないと思われるのイヤだな」なんて思っているかもしれません。

とはいえ、焦って友だちを作ろうとがんばってもうまくいくとはかぎりません。おすすめはマイペースでゆったり構えることです。自分のペースで行動していれば、同じペースで行動する「気の合う子」が見つかりやすくなるのでおすすめですよ。「誰かと一緒でないと行動できない」ではなく、「誰かと一緒ならもっと心強い」という意識になれると良いですね。

■友だちづくりのキッカケは「挨拶」から

話したことのない人と話すキッカケ、それは「挨拶」です。お子さまにはまず「同じクラスの子だけでいいから、できるだけ目を見ておはようと声をかけるようにしてみたらいいよ」と伝えましょう。

挨拶を返してくれない子もいると思いますが、それは気にしなくてOK。なかにはきっと「おはよう!」と笑顔で返してくれる子がいて、小さな会話が始まるはずです。

■「友だちいない」の公言もアリ

あの子と仲良くなりたい・話をしてみたいけど、他に仲良しの子がいるかもしれないし声をかけづらいなあ……なんて思っている子が、意外と身の回りにいるかもしれません。もし本当に仲良しの子がいない場合、「友だちがいなくて」と公言すれば「じゃあ一緒に遊ぼうよ」と誘ってくれる可能性も。

大人でもそうですが、いつもの仲良しグループができていると他の人は話しかけづらいものです。そしてグループ内は居心地がよいため、ついつい毎回いつものグループで集まってしまうもの。

でもクラス替えで仲良しグループと離れてしまったら、それはそれで新しい友達を作るチャンスです。遊びや考え方を広げるためにも、いろんな子とお話をしてみましょう。

まとめ & 実践 TIPS

クラス替えで友達と離れることを心配するのは、お子さまが自分に自信を持てていないからかもしれません。保護者はお子さまのよいところをたくさん伝えて、お友だちと離れてもあなたはこんなにステキなんだから大丈夫だよ、どんな環境でもやっていけるよ、と自信を持たせてあげたいものですね。

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