「パパ」の育児参加のきっかけは、パパ友と地域活動?サポートするためにできることとは
- 育児・子育て
以前に比べて働き方の選択肢が増えた現在の日本ですが、やはり男性の場合、一日のほとんどの時間は外で働き、育児や家事の大部分は家族にお任せしている……というパターンが多いのではないでしょうか。
もっと家事育児に関わりたいけれど、きっかけが分からない。悩みや考えを整理したいけど、子育て中のこの状況を共有できる友人がいない。そんな≪家族を大切にしたいけど、方法が分からない≫というパパたちの背中をそっと押してくれるのが「パパ友」と「地域活動」です。
コミュニケーション上手なパパに学ぼう
パパたちのなかには、パパ友を作って情報交換・共有をしたり、一緒に地域のイベントに参加したりするコミュニケーション上手なかたたちがいます。
彼らがいる大きなメリットは、自分の子どもだけでなく地域の子どもたちと関わることで、その地域においての≪子どもたちを見守る目≫が増えること。そうなればお子さまに目が届かないときの安心感も高まりますよね。
うちのパパも地域活動に積極的になってもらえたら……と思ってしまいますが、今はきっかけが欲しい、という状態のパパにいきなり地域活動や育児を求めるのは少し難しいかも。
おすすめなのは、まず無理のない範囲でパパ友づくりやイベント的な行動に参加してもらうことです。地域のパパたちの活動を見つつ、パパ目線での子どもへの向き合い方を少しずつ知ってもらうことで、パパ自身も考え、模索しながら理想像へ近づけるかもしれません。
パートナーとしてできるサポートは?
ママにママ友がいれば、同じ状況に共感してもらえたり相談したり、情報交換ができたりしますよね。また、地域の行事やサークルに参加するときも「ママ友と一緒なら心強い」と思えることが多いのではないでしょうか?
パパにも気軽に話せるパパ友や仲間がいれば、新しい行動へ踏み出しやすくなります。また、パパ友の行動を見て、お子さまとの行動やコミュニケーションのとり方も学べるでしょう。イクメンへの第一歩として、まずは家族全員での行動を増やし、家族ぐるみの付き合いや子育てについて知ってもらうのがおすすめです。
・友達家族と釣りや畑レンタル
ママや子どもの繋がりで知り合ったパパたちは、お互いに何を話せばよいか分からないことも。だからこそ会話メインのイベントではなく、比較的会話が少なくて済み、自由に動けるレジャーがおすすめです。
合同でお金を出し、区画を分けて作物を育てる畑レンタルは、全身を動かすうえに土や自然に触れられます。力仕事が多いのでパパ同士が協力することもあり、そこからコミュニケーションが生まれる可能性も。
・子どもの世話を積極的に「パパにお願い」する
普段の子どもを見ていないパパに完全にお任せするのはリスクがあるので、毎日の子育てルーティンの一部だけをお願いしてみることから始めるとgood。慣れてきたら少しずつ作業や時間を増やして、最終的に丸一日お任せできるようになれば「パパと子どもで地域のイベント参加」などできる可能性も高くなります。
まずはパパの状況を理解し、配慮することも必要
とはいえ、いくら育児や地域活動をしたくても、パパ自身、仕事が忙しすぎて気持ち的にも体力的にもゆとりが持てていないこともあります。地域活動やパパ友たちとの交流はリフレッシュになる反面、やはり疲れは溜まるもの。まずは休息を取り、活動はそれからが良いかもしれません。
もしパパ自身も状況をなんとかしたいと思っているなら、家族で将来やライフスタイルに関して話し合い、改善できる部分を探してみましょう。また、そんなときこそパパ自身がパパ友に相談してみたり、地域のサークルにお試しで足を運んでみたりするのもおすすめです。パパ・ママ・お子さまたちそれぞれが豊かな人生を歩むにはどうすればよいか、いろんな方向から考えてみましょう。
まとめ & 実践 TIPS
核家族化や共働き家庭が増えるなかで、どうしても家族だけでは子どもたちに目が届かない部分が生まれてくるでしょう。だからこそ性別問わず、地域の幅広い年代の人々が協力して子どもたちを見守っていくことが必要です。
我が子だけでなく、我が子のお友だちも一緒に。また、そのまたお友だちも……など、パパ友や地域の繋がりを生かした、みんなに目配り・気配りができる素敵なパパがたくさん誕生してくれると嬉しいですね。
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