見立て遊びで想像力を高めよう!

お子さまの想像力に驚くこともある見立て遊び。お子さまの成長とともに、見立て遊びにも変化が生じます。
そこで、見立て遊びに見られる年齢別変化や、大切なポイントをご紹介しましょう。保護者もお子さまと一緒に見立て遊びをしながら、親子の絆を深めてくださいね。

見立て遊びって何?

見立て遊びとは、実際には目の前にはないものを、想像しながら遊ぶことを指します。例えば、飲み物の入っていない容器をコップに見立てて飲む仕草、棒をスプーンの代わりにして食事をする仕草、そして小さなバッグを持ってショッピングを楽しむ仕草などをするのです。
保護者が日頃よくする行動の真似をしたり、生活習慣をぬいぐるみに教えたりするなど、お子さまの発想力をもとにしてする遊びです。しかし、一口に見立て遊びといっても、年齢が上がるにつれて少しずつ変化が見られます。

◆年齢別 見立て遊びの違い

・2歳前頃には立派な「見立て遊び」に
挨拶する仕草やお買いものをしているような動きをはじめ、お料理やお茶を飲むふりをするなど、周囲のちょっとした行動をよく見て真似をするのがこの時期の特徴です。何かをしているふりをすることが好きなので、保護者も一緒に楽しんであげると、お子さまはさらに見立て遊びを満喫することができるようになります。

・3~4歳頃は「ごっこ遊び」「なりきり遊び」に発展していく
3歳くらいになると、ぬいぐるみやお人形などを上手に使いながら自ら場面を設定し、遊びます。自分がお医者さんになりきって、病院ごっこなどもするようになるのです。これまでとは異なり、保護者だけでなくお友達とも一緒にごっこ遊びをするようになっていきます。

・5歳前後は高度な「なりきり遊び」ができるようになる
5歳前後になると、1人で数人の役をかねた高度な「なりきり遊び」をするようになります。複数人分の表情や口調などを使い分けたり、それぞれの立場を踏まえたセリフを話したりと、より想像力を使って見立て遊びをするようになります。

見立て遊びをすることで、どんな変化が見られるの?

お子さまは、見立て遊びの背景でさまざまな成長を遂げています。見立て遊びは、重要な変化を生み出してくれる、大切な遊びのひとつなのです。

・気持ちを理解する
見立て遊びをすることで、自分以外の人の気持ちを理解できるようになります。「こうしたら悲しいかな」「笑ってくれるだろうな」など、人の心を察する力が伸ばせるでしょう。

・想像力が働く
見立て遊びの中で、お子さまは積み木を車として用いたり、空の四角い箱をぬいぐるみのお家にしたりと、本当はそうではないものを使って遊びに代用します。「この形ならあれにしよう」とさまざまなイメージを膨らませる力が、見立て遊びで養われるのです。

・他の人と一緒に遊べる
3歳頃まではお子さま1人で遊ぶ姿がよく見られますが、3歳を過ぎた頃からはみんなで見立て遊びをすることができるようになってきます。お子さま同士役割を持って、ごっこ遊びを楽しめるでしょう。保護者も「この役やって!」とお子さまからお願いされることもあるかもしれません。

見立て遊びで大切なポイント

お子さまが一生懸命見立て遊びをする姿は、保護者としても応援したいもの。そのために、お子さまの想像力を高めてあげることが大切です。
「この遊びをするならこのおもちゃを使わなければならない」という考え方をするのではなく、「今度はこれを使ってみよう!」とさまざまなものを見立て遊びに取り入れてあげましょう。公園で葉っぱを使っておままごとをしてみたり、今あるものだけを使って創意工夫したりして遊ぶのです。見立て遊びの幅を広げるには、「これは何にする?」「あれにいいね!」と声をかけながら、たったひとつのものをさまざまな別のものに見立てられるようにきっかけを作ってあげましょう。

お子さまがだんだん大きくなってきたら、折り紙や新聞の広告、空き箱などを使って、イメージしたものを一緒に作るのもおすすめ。たくさんの経験ができるよう、保護者が後押ししてあげられるといいですね。

まとめ

見立て遊びには、お子さまの成長には欠かせないさまざまな大切な役割が込められています。そのため、保護者もできるだけお子さまの見立て遊びに積極的に関わりながら、想像力を伸ばしたり、言葉の発達のきっかけ作りなどの、お手伝いをしてあげましょう。笑顔あふれるお子さまの姿に、保護者も心癒される時間を過ごせますよ。

プロフィール

監修:市川由美子

保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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