トイレトレーニングはいつから? おまるの導入時期や、やり方・進め方などコツを教えます

トイレトレーニングの進め方

では、実際にトイレトレーニングを進めていく方法を解説していきます。大まかな流れは 以下のチャートを参考にしてください。

ステップ1. 絵本・アプリ・動画を使って「トイレ」を知ってもらう

トイレトレーニングが難しいのは、「ご飯を食べること」や「着替えをすること」と違って、「排泄する」ということを、お子さんが普段の生活で目にすることがないからです。お子さんが知らない、「トイレに行く」という行為に、興味をもってもらうということからトイレトレーニングは始まります。

おうちのかたがトイレに行くのを見せてもいいですし、ペットがいるおうちなら、ペットのおしっこやうんちを一緒に観察してみるのもいいでしょう。また、「うんち」や「おしっこ」という言葉の意味について知ってもらうには、絵本やDVD、アプリなどを使うと、お子さんが興味をもちやすいのでおすすめです。

【おすすめグッズ】
● トイレの絵本『あけてあけてえほん といれ』(作:新井洋行)、『ノンタン おしっこ シーシー』(作:キヨノサチコ)
● こどもちゃれんじ教材、アプリ「しまじろうひろば」のトイレトレーニング動画

ステップ2. トイレに行って、便座に座ってみる

お子さんがトイレに興味をもつようになったら、トイレに誘ってみましょう。トイレのイメージを良くするために、トイレ内は明るく清潔にしておくことが大切です。

お子さんがいやがらなければ、そのまま補助便座やおまるに座ってもらいましょう。ここでは、トイレに慣れてもらうのが目的なので、無理に座らせたりする必要はありません。お子さんの様子を見ながら進めてください。もし、トイレに入るのを嫌がるようなら、もう一度ステップ1に戻ってください。

【おすすめグッズ】
● お子さんの好きなキャラクターのおまるや補助便座

おまるか補助便座か迷ったら…
おまるか補助便座、迷うところですよね。それぞれに特徴があるので、お子さんの月齢や、ライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

【おまるの特徴】
身体が小さいお子さんでも足が届くので、姿勢が安定します。1歳代でトイレトレーニングをする場合は、おまるから始めるといいでしょう。また、トイレをいやがるお子さんは、最初おまるから慣れていくと、抵抗が少ないのでおすすめです。おまるは、使う度に洗う手間がかかります。

【補助便座の特徴】
補助便座は、「トイレに入る、便座に座る、紙で拭く、水を流す」という、トイレの一連の動作が覚えられるので、2歳から3歳くらいのお子さんに向いています。トイレが終わった後、そのまま水を流すことができるので、おうちのかたの手間が少なくて済みます。

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プロフィール



「ママchan」臨床心理士。日本心理臨床学会所属、学校心理士および保育士資格。首都圏を中心に複数自治体の保育カウンセラー、スクールカウンセラーとして、幼少教育現場における子どもの発達と子育て支援に勤しむ。現在、株式会社インフォマートの「ママchan」臨床心理士として、幼稚園・保育園の巡回訪問を行う。三児の母。
・「ママchan」臨床心理士(http://ameblo.jp/kokorokodomo/)

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