「自分のことは自分で」自立心を育てる5歳児のしつけのポイント

5歳と言えば、言葉も達者になり「自分のことは自分で」という自立心をぐっと育てることできる年齢です。身体的にもしっかり成長し、時間はかかっても大人と同じような作業ができます。できることが増えた分、子ども自身も「自分でやりたい、やらなければ」という気持ちが芽生えます。自立心を育てるための5歳児のしつけについてご紹介します。


「まずは自分でやってみる」ということに慣れさせる

 今までは、子どもでは難しそうなことや時間がかかりそうなことは、ママやパパが手助けしてきたと思います。自分でもできるかもしれないけれど大人がやったほうが早いから…という状況もあったのではないでしょうか。

 

このようになんでも保護者がやってくれる、手伝ってくれるという状態が続くと、子どもも楽な方に流れて自分のことができなくなってしまう可能性があります。今までは保護者がやっていたことも、自分でできそうなことであれば「まずはやらせてみる」癖をつけていきましょう。
その結果、作業が完了するまでの時間はかかるかもしれません。それでも保護者はせかすことなく待ち、子どものペースを理解していくことが重要です。

 

 

厳しすぎは厳禁。「チャレンジしてもできないことはある」を親子の前提に

 とはいえ、必ず自分でやらなければと厳しすぎるのもよくありません。「チャレンジしてできなければママやパパと一緒にやってみる」というステップも必要。厳しすぎれば反抗的な気持ちが強くなったり、あるいは保護者の顔色を見ながら行動する子どもになってしまうことも。「だめだったら、できなかったら」という想定も視野に入れて見守ってあげましょう。

 

 

人と自分を比べることができるのもこの頃の特徴

 いつの段階で何ができるかということに関しては、大きな個人差があります。子ども自身も自分と他の子と比べて「○○ちゃんはちがうのに…」ということもあるかもしれません。いいな、うらやましいなと思ったことは簡単に言葉にする年齢です。強く自分に劣等感をもっていたり、ママやパパを責めたりしているわけではないということはしっかり理解しておきましょう。

 

子どもが人と自分を比べている場合は、落ち着いて、「○○ちゃんのおうちとうちとは違うよね」「○○ちゃんとあなたは好きなものも違うし、得意なものも違うから、こういうのも少し違うかもしれないね」など、人との違いがあっていいものだということを確認していく作業をしてみてください。これも、「自分は自分」という気持ちを育てる大切なステップです。

 

保護者は子どもへの手助けの考え方を少し変え、「今までとは子どもとの距離感を変えていく」という意識をもってみましょう。少しずつ、一つずつで構いません。そのうち人の手を借りず自分で自分のことができるように導いていけるようになるはずです。

 

 

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