【相談実録】よくあるオムツはずれについてのご相談1

ベネッセ勉強なんでも相談室では、オムツはずれのプロが、お子さまの発達や心身の成長の状況をおうかがいしながら、最適なオムツはずれの方法をご提案しています。今回はたくさんあるご相談の中からよくあるお悩みケースをご紹介します。


お困り:8時~17時まで保育園にいるが、おしっこを我慢しているようで、オムツはずれが上手くいかない。先生にも指摘されてしまって焦っています。

Q.オムツはずれに取り組み始めていますか?

 保育園に通っていらっしゃる場合、保育園で教えてくれるケースも多いため、ご自宅ではオムツはずれに集中して取り組まないご家庭も多いようです。今回のご相談者様にも、ご自宅でのオムツはずれの状況をおうかがいしましたが、既にいろいろと実践はされているご様子。一般的な「好きなキャラクターのシールを貼ったりごっこ遊び感覚でトイレに誘ったりすること」をご提案しましたが、どれもしっくりとこないようでした。

 

Q.お子さまはトイレに関してなにかおっしゃっていませんか?

 さらにおうかがいすると、「おしっこをトイレですると『びっくりするから嫌だ』と言う」とのこと。4歳近くになると、意思疎通もできてきますのでこういった原因を本人に聞いてみるのも一つの方法ですね。しかし、お母さまも「びっくりする」理由がわからないとおっしゃいます。

 

お子さまの気持ちなので、確かなことは言えませんが、もしかしたら、オムツの中にするのと、トイレでするのとの感覚の違いについて「びっくり」した、と表現されたのかもしれません。それであれば、回数を重ねることで「びっくり」の感覚は薄れていくはずです。

 

 

ご提案:来月4月から年中になって状況が変わる為、一度オムツはずれを中断して「4月になったらパンツになろう」とお子さまに言い聞かせて、再トライしてみましょう。※3月にご相談いただいたご相談です。

 ご相談者さまと一緒ならトイレにも行けるが、気が乗らないと便器にまたいでくれないということでしたので、気分が乗ればあと一歩でオムツを卒業できそうです。ただ、お子さまの気持ちが上手く乗ってくるためには、お子さまに焦りが伝わらないように、おうちのかたもリラックスすることが大切です。

 

ちょうど来月、4月から年中クラスになって状況が変わるため、一度オムツはずれを中断して「4月になったらパンツになろう!」とお子さまに言い聞かせてみてはいかがですか?と提案させていただきました。進級以外なら、お子さまのお誕生日のタイミングなども、「ひとつお兄さん・お姉さんになったらパンツになるんだよ」と、お子さまの気分を乗せて促しやすいと思います。「そうですね。一度試してみます。」とおっしゃっていただきました。

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