お正月明けの新学期 有意義なものにするポイントを専門家が解説

お正月明けの新学期 有意義なものにするポイントを専門家が解説クリスマス・大みそか・お正月……子どもにとっては楽しいイベントが盛りだくさんな冬休み。夜更かしする機会も増え、どうしても生活リズムは乱れがちに。親子で冬休みを楽しみつつ、新学期にやる気がアップする冬休みの過ごし方を教育評論家の親野知可等氏が紹介する。

 

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冬休みは、いろいろなイベントが目白押しでお子さまにとっても楽しい時期です。普段とは違った特別なことも多いため、生活リズムが乱れがちになるのも、ある程度は仕方のないことです。おおらかな目で見守りながら、一つひとつのイベントを親子で楽しめるとよいですね。特に、お正月には日本の伝統的な文化や行事に触れる機会が多くなります。地域への愛情を育んだり、親戚とのふれあいを楽しんだりして過ごしてほしいと思います。

 

時間がある冬休みは、ぜひ、本人が日頃からやりたがっていることを思いきりやれる時間を作ってあげてください。本人のやりたがっていることを応援していると、自然とお子さまをほめる機会も増え、親子関係がよくなりますし、自分のやりたいことを自分で見つけてどんどんやっていくというのは、自己実現力にも繋がります。充実した冬休みを過ごすことができれば、新学期以降もまた新しい目標に向かってがんばれることでしょう。

 

学校の宿題をこなしていくのに欠かせないのが、うまく時間管理術を取り入れることです。まずは、少し大きめのカレンダーなどにわかっている冬休みの予定を書き入れてください。冬休みの期間をマーカーなどで囲むだけでも、2週間しかない冬休みを「見える化」する工夫になります。さらに効果的なのは、起床時間や勉強の時間など、一日の時間割をあらかじめ決めておくこと。ホワイトボードに貼り付けられる磁石で「勉強」「習い事」「お風呂」などと項目を作り、予定に応じて移動できるようにしておけば、お子さま自身が自分でスケジュールを立てられるので便利です。

 

出典:新学期からやる気が出る冬休みの過ごし方【前編】 -ベネッセ教育情報サイト

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