卒業式の服装:男の子編

 卒業式の男の子の服装といえばスーツ・・・となりそうですが、多くの小学校では「一度しか着ないスーツを買わなくて済む方法」「これからすぐに大きくなる男の子にも無駄にならない方法」などの工夫がなされているようです。お友達はどう対処するかなども確認しつつ、本人も家族も満足な卒業式の服装をめざしましょう。

 

 


「やっぱりスーツ」なら、知り合いから借りる・レンタルするなどがおすすめ

 普段着ないパリッとしたスーツを着ると、「大人」になった雰囲気を十分満喫することができます。せっかくなのでスーツを購入したり、先に卒業した知り合いから借りるのもいいでしょう。また、衣装会社のレンタルを利用するのもかしこい方法です。サイズ変更に応じてくれますし、クリーニング不要で返却できる点もいいですね。

 

 スーツの色はダーク系であれば問題ありません。入学式よりは暗めの色を選んだほうが、厳粛な雰囲気にも合うでしょう。シャツは白のほか、ブルー系やグレー系、白地に黒のストライプなどのツートンカラーもおしゃれです。レンタルを考えるかたは、冬休み前に衣装会社のリサーチを始めましょう。

 

 

「中学の制服を使う」パターンもあり

小学校に確認する必要がありますが、進学する中学校の制服を着てもいい場合もあります。あるいは、シャツとパンツだけは制服のものを利用し、ブレザーやジャケット、あるいはVネックのセーター・カーディガン、ベスト、そしてネクタイをプラスするという方法もよくあるようです。

 

 特に、セーター・カーディガン、ベストは、中学入学後も制服のインナーとして利用できることが多く、無駄にならない点でも好まれています。このような「工夫」は、すでに子どもの卒業を経験しているかたのお話を聞くのが一番おすすめです。

 

 忘れてはいけないのが、本人の希望を確認することです。男の子は女の子よりも「何でもいい」という傾向がありますが、自分で自分の服装を選ぶというのもゆくゆくは大切なこと。案外、大人のスーツ姿に憧れている男の子も多いものです。

 

 なお、和装については、「着慣れていない格好である」「着崩れを直すタイミングが少ない」「その後の謝恩会・食事会などで汚す可能性もある」などのことも考え、本人や学校、まわりのかたがたの意見をよく聞いてから決めるようにしてください。

プロフィール



自身も7歳、11歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。

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