子どもが家で話をしなくなったら プロが紹介する2つの方法

子どもが家で話をしなくなったら プロが紹介する2つの方法中学生や高校生の子どもが、家であまり話をしなくなったと悩む保護者は多いのではないだろうか。成長の証とはいえ、やはり寂しいもの。コーチングのプロである石川尚子氏に、2つのことを実践するだけで、中学生の我が子とのコミュニケーションがスムーズになった例を紹介してもらった。

 

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今回ご紹介するのは、Tさんの事例です。2つのことを変えただけで、中学生の子どもが話してくれるようになったそうです。Tさんはコーチング講座に半年間通っていましたが、当初はコーチングについて子どもを思いどおりに動かすためのテクニックのように思っていたとのこと。でも今では、変える必要があったのは、子どもではなく自分だったと感じているそうです。

 

Tさんが自分を変えようと思ったきっかけは、ほかの受講生から、「最初は、Tさんは何か悩んでいるのかな、顔が怖くて話しかけにくいなと思っていた」と言われたこと。コミュニケーションは言葉だけではなく、表情や声のトーンが大事だということに思い至り、とりあえず、にこにこするようにしてみたそうです。すると、「子どもが話してくれなくても、まあいいか」と自分自身の力が抜けたのだとか。また不思議と、子どもから話してくれるようになったといいます。

 

加えて、子どもが話しかけてくる時は家事などの手を止め、子どもの目を見て聴くことも実践したそうです。Tさんが意識したのは朗らかな表情でいることと、手を止めて話を聴くというたった2つのことだけ。「自分が変わったのはこれぐらいですけれど、前よりずっと子どもが話しかけてくれるようになりました! 自分が変わると相手が変わるんだなと思いました」と、晴れやかな表情で話してくれました。

 

私たちは時々、「(子どもに)もっとよい質問はないだろうか?」などと考えたりしますが、まず、「この人に話を聴いてもらいたい」と思ってもらえる存在でいることが大前提です。それを思い出させてくれたTさんの体験談でした。

 

出典:子どもが話したいと思う存在とは? -ベネッセ教育情報サイト

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