親子で野菜作り ありがちな失敗は「水や肥料の与えすぎ」 おいしく育てるコツを専門家が伝授

親子で野菜作り ありがちな失敗は「水や肥料の与えすぎ」 おいしく育てるコツを専門家が伝授近年、ホームセンターなどでも野菜の栽培キットが売られ、親子で気軽に挑戦できるようになった野菜作り。しかし、枯れてしまったり、実が大きくならなかったりと、失敗も多いのではないだろうか。初心者がつまずきやすい点とその対策方法を、家庭菜園指導の第一人者であり、NHK「趣味の園芸 やさいの時間」で講師を務める藤田智氏に教えてもらった。

 

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初心者のかたによくある失敗が、大切にしすぎ水や肥料を与えすぎるケースです。植物の根は呼吸しているので、水を与えすぎると窒息状態になってしまいます。逆に、水や肥料をやらないと十分に栄養が行き届かず、おいしい野菜が作れません。下記のポイントをぜひ押さえてください。

 

・水やり
水やりの基本は1日1回、朝か夕方に土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。土に棒を刺して、棒に土がつかないなら乾いている証拠です。夏場は乾燥しやすいので、土の状態に合わせて朝夕2回ほど水やりをしましょう。

 

・追肥
肥料の形状には液体と固形、2つの種類があります。どのように施すかは種類によって異なるため、使い方を確認してから与えましょう。追肥のポイントは、施すタイミングです。タイミングやペースは野菜の種類によって異なりますが、だいたいどの野菜も2週間に1回(液肥なら1週間に1回)行うのが目安になります。忘れないようにラベルに日付を書いてコンテナの隅に挿しておくとよいでしょう。

 

野菜作りは、子育てによく似ていると感じることがあります。手間暇かければ期待に応えてくれ、その分成長してくれます。また、野菜作りは成果がわかりやすいので、仕事や家事で忙しい保護者のかたにとって、野菜に向き合う時間は癒やしの時間になるはずです。

 

出典:覚えておきたい水やりと追肥のコツ~ -ベネッセ教育情報サイト

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