自由研究にも役立つ博物館見学のコツを、専門スタッフがアドバイス
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博物館は、歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する資料を集め、整理・展示し、その資料に関する調査研究を行う施設。夏休みに家族で出かけるスポットとしてもおすすめだ。夏休みの自由研究にも役立つ博物館見学のコツを、国立科学博物館事業推進部学習企画・調整課の岩崎誠司さんと神島智美さんに聞いた。
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博物館の展示室内はとても広く、展示内容も豊富です。見学の仕方に迷われる方もいらっしゃるでしょう。幼児と一緒なら、普段の生活や絵本の中で見たことのある植物や動物を探したり、子どもの好きな色や形に注目したりして展示物を見るとよいと思います。小学生と一緒なら、博物館に用意されている学習シートを活用するのもおすすめです。中学生なら、博物館を学校での学びを確認する場にとして活用するといいですね。教科書で学んだ断片的な情報がつながっていることが理解できるはずです。
館内を見学する際には、子ども任せに見学するのではなく、気付きや興味・関心を受け止めて、ぜひ共感してあげてください。たとえば、子どもが「お母さん、この恐竜大きいね」と言ったら、「そうだね、とっても大きいね」と子どもの気持ちを受け止めて、共感してあげるのです。そのうえで、「卵はどれくらいの大きさかな?」と子どもの気付きを次の新たな興味や関心へとつなげるように声がけしてみてください。子どもの疑問に保護者が正確に答えられなくてもよいのです。家庭内でその話題で盛り上がってくれれば、博物館としてはうれしいですね。
教科書や図鑑でしか見たことがない世界が目の前に広がるため、博物館は『立体的な図鑑』といえます。子どもの感性を刺激し、新たな興味を引き出す工夫がされていますので、ぜひ親子でお出かけください。
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