「夏休みの自由研究」 毎年最後まで残ってしまうワケは?
夏休みの宿題の定番「自由研究」。しかし、苦労する宿題の定番ともいえる。ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の子どもを持つサイトメンバーを対象に、「自由研究」に関するアンケートを実施。特に夏休み前半の状況について伺った(調査期間2012年2月/回答者数2611人)
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自由研究は教科のドリルやプリントに続き、2番目に多く課されていることがわかりました。また、「いちばん苦労していたのは、どの宿題ですか?」の質問では、3割以上でトップを占める結果に「テーマが決まるまでが大変だった」「さまざまなテーマが浮かんでは消え……」という、テーマ設定に苦労したという声が多く聞かれました。「なかなか決まらず、子どものやる気が続かなかった」という悪循環に陥ってしまうケースも。
夏休みに突入したばかりだと、自由研究を提出するのはまだまだ先のことと思いがち。後回しにしているうちに期限が近付いて焦る、という傾向が顕著なようです。実際、自由研究がいつごろ終わったのか伺うと、8月下旬以降という回答が約45%を占めました。計画を立てただけで安心してしまったお子さまもいるようです。
【お子さまの「自由研究」が終わったのはいつごろですか?】
自由研究というと、テーマを決めるにしても、そこから実際に研究をしてまとめるにしても「時間がかかる」「面倒くさい」と考えてなかなか手を付けようとしない子どもも多いことでしょう。しかし、アンケート結果にもあるように、多くは手短に済ませています。勘所は、テーマ設定。まず、子どもにやりたいことはないのかを聞いてみましょう。とにかくいろいろな情報を得られる「場」に連れて行く、という手もあると思います。長いようで短い夏休み。テーマを決めたらすぐに始められるように、子どもをサポートすることも大事だといえます。