3ステップで子どもの絵心を伸ばす方法
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多くの子どもは「お絵かき」が好き。ならば、幼いうちに絵心を養い、伸ばしておきたいものだ。約50年にわたり子どもの絵画・工作・遊びなどの表現教育について研究を行っている芸術教育研究所研究企画室室長の菊池貴美江氏は「最近、絵画教室に来る子どもたちを見ていると、自分の気持ちをはっきり出す力がやや弱くなっていると感じます。思い切り子どもの好きな色で、好きなテーマを描かせて、自信をつけさせたいですね」という。絵心を伸ばす3つのステップを伺った。
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1 保護者が絵を描く姿を見せる
子どもの絵心を育むためには、環境と教育が大きく影響すると思います。保護者が楽しそうに絵を描いている姿を見せることで、絵を描くということを身近に感じさせてほしいですね。子どもは大人のまねが大好きです。表現する楽しさに気付き、その喜びが繰り返し描くための意欲につながります。
2 よく観察して描く
描き始める前に、対象物を前や後ろなどさまざまな角度から見たり、匂いをかいだり、じっくり観察することが大事です。花であれば花びらの重なりや部分的に色がちがうということに気付くでしょう。五感を使ってよく観察させるとよいですね。
3 具体的にほめる
「上手だね」というだけではなく、具体的にどこが上手に描くことができたのか、言葉にしてあげるとよいですね。たとえば「花びらの色がとてもきれいに描けたね」など、自分の努力をほめられることで、子どもはさらに自信を持つことができます。「○○すれば、もっと上手になる」などと伝えてあげてください。
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