ひなまつり、約25%がひな人形を持っていても「毎年は飾らない」理由は?

3月3日は「ひなまつり」。女の子のいる家庭では、ひな人形を飾り、おすしなどのごちそうでお祝いをすることも多いだろう。見た目も華やかで、春の訪れを感じる伝統的な行事を、各家庭ではどのように過ごしているのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、年少から高校生の女の子を持つ保護者を対象にひなまつりの様子についてアンケートを行った。(アンケート期間:2014/1/22~2014/1/28 回答者数:1556名)

 


ひなまつり、約25%がひな人形を持っていても「毎年は飾らない」理由は?

 

「家庭にひな人形があるか」という質問に、「ある」という回答は87.1%。人形の大きさや形態は違えども、女の子を持つ大多数の家庭には「ひな人形がある」という結果だった。

 

次に、「ひな人形をどのようにして用意したのか」をたずねたところ、新たに購入した人が約80%、なかでも「祖父母が購入」が64.3%と多かった。ほかでは、「母から受け継いだものが立派でしたので、それを娘に譲りました」という声にもあるように、伝統的な縁起物を親子で引き継ぐケースも多いようだ。

 

【ご家庭のひな人形は、どのようにして用意しましたか?】
ご家庭のひな人形は、どのようにして用意しましたか?

「ひな人形を毎年飾るか」という質問に対しては、全体の約70%が「毎年飾る」のに対し、24.7%が「毎年は飾らない」と回答している。理由は「スペースがない」「出し入れが面倒くさい」という声が大多数を占めていた。年齢が上がるにつれて「毎年は飾らない」割合が高くなっているのが特徴だ。

 

では、手間を省いてひな人形の一部だけ(7段飾りのうち3段のみ)を飾る、という選択肢はないのか伺ってみると、84.7%が「ない」と回答。縁起物でもあるためか「中途半端は嫌」だけれども「面倒くさいのも嫌」というジレンマが見られる。

 

しかし、「ひな人形やひなまつりの食事など、手間がかかる中でも伝統を守っていきたい」、「大切に後世に伝えていけたらいい」という声も多く寄せられ、子どもの成長を喜ぶ日本ならではの伝統行事を守ろうとする、保護者の心意気も感じられた。

 

出典:オンラインアンケート「ひなまつり」 -ベネッセ教育情報サイト

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