中学受験をめざす小6の2学期 大切なのは親子関係を良好に保つこと
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中学受験をめざす6年生の2学期は、併願校決定の時期だ。頭を悩ませている保護者も多いのではないだろうか。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、さまざまな学校の中から、併願校を選ぶ際のポイントを、森上教育研究所の森上展安氏に聞いた。
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最近は学校の再編が進んでおり、男子校・女子校が名前を変えてできた共学校、高い進学実績を上げている新設校など、選択肢が増えています。ぜひ塾の先生や家庭教師などの専門家に相談してみてください。希望する併願校のイメージを伝えれば、さまざまな学校をすすめてくれると思います。併願校は、広い視野を持って探すのがおすすめです。無理のない範囲で他県や全寮制の学校も検討してみてください。卒業時までにお子さまを「後伸び」させてくれそうなところ、何よりお子さまが「ここが好き!」と感じているところ、といった視点で候補を絞っていきましょう。
6年生の2学期、特に気を付けてほしいのは親子関係の悪化です。この時期にできた親子の溝はのちのちまで尾を引き、受験にもよい影響を与えません。子どもをできる限り大人扱いして「上から目線」の言い方をやめ、本人の考えを引き出し、尊重するようにしてください。声をかける前にひと呼吸おいて、自分の気持ちを意識してみるのもよい方法です。保護者のかたご自身がストレスをためこまないために、塾の先生に心配事を相談したり、中学受験を体験している先輩保護者や「ママ友」に話を聞いてもらったりするのもよい方法です。
習い事や塾の先生、ご親戚など、子どもが尊敬している大人に子どもをほめてもらう「間接ほめ」も効果的です。子どもたちは、第三者から保護者の信頼の気持ちを伝えられれば、自分から「がんばろう」と思い直すことも多いのです。9月は、夏休みの勉強疲れも出始めるころです。保護者のかたもここであまり無理をせず、「本番に向けて、ゆっくり力を付けていこうね」というふうに声をかけてあげてください。
出典:2学期スタート! 併願校決定と反抗期トラブルの解消を[中学受験 6年生] -ベネッセ教育情報サイト
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