読解力がない小4男子に効果的な指導法は?

読解力がない小4男子に効果的な指導法は?文章の読解力がなく、一度理解させたつもりでも翌日に同じ問題を解かせると間違える小4男子。どのように指導したらよいか……と悩む保護者に、平山入試研究所の小泉浩明氏がアドバイスする。

 

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【保護者からの質問】
文章の読解力がほぼありません。答えを見せながら、どうしてこの答えになるのかを説明し理解させますが、もう一度質問をすると正解が言えません。たとえその場で答えられたとしても翌日、同じ問題をさせると、正解することができません。どのように指導すれば改善することができるでしょうか?(小4男子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
問題解決には複数の要因を考えることが大切です。つまずいている原因はさまざまですから、具体的にチェックしながら解きほぐしていきしょう。

 

読解力を確かめる方法はいくつかあります。たとえば、子どもに音読させて、意味がわからない言葉や言葉のつなぎ方などをチェックします。そして、1つの文章を読んだら、それがどんな話だったかをまとめさせます。「○○の話」などとひと言で言えるようであれば、少なくとも全体を理解する力は十分にあると考えられます。

 

「もう一度正解を言わせても言えません」とは、どのような設問の場合だったのでしょうか。もしその設問が選択肢問題や抜き出し問題であったら、読解力の問題だけではなく、説明をあまり聞いていなかった可能性も考えられます。理解度を測るために、なぜそうなるかを適宜質問しながら説明するとよいでしょう。

 

設問形式が選択肢問題や抜き出し問題ではなく、記述問題の場合はどうでしょうか? 記述の答案には「手順」や「型」があります。たとえば、「理由+相手+キーワード+文末」という「型」に沿って答案を書いていけば、ある程度の内容は書けるものです。できない場合、こうした記述問題の手順や型に関する知識が少ない可能性も疑う必要があると思います。

 

出典:文章の読解力がなく、一度理解したと思っても翌日には答えられない -ベネッセ教育情報サイト

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