受験の専門家が語る、子どもの人生にプラスになる「しつけ」とは?

受験の専門家が語る、子どもの人生にプラスになる「しつけ」とは?新学期が始まって約1カ月、子どもも新しい環境に慣れてきた頃だろう。「保護者には我が子の学力を伸ばすことと同時に、公共心やマナーを身に付けさせることにも関心を持ってほしい」と語るのは、安田教育研究所の安田理氏。「しつけ」をどうとらえ、子どもに接していけばよいか、安田氏にアドバイスをいただいた。

 

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最近の保護者のかたは、ほとんどのみなさんが、子どもと友達感覚で楽しく接していることと思います。それはそれでたいへんけっこうなことですが、気になるのは、我が子を社会人として育てる「しつけ」についてあまり関心がないように見受けられることです。

 

「しつけ」という言い方には抵抗があるかもしれません。我が子が一社会人として責務を果たせるように育てる、ととらえてみてください。公共心、公衆道徳、規範意識、他者への思いやりなどです。

 

先日、バスの中で、若い男性がシルバーシートに足を広げて座り、スマホをいじりながら、時々ペットボトルから水を飲んでいました。逆ギレされると怖いので、注意できませんでした。運転手さんも他の乗客も何も言いません。もしかしたら、若者自身が自分のやっていることをマズイとは感じていないのかもしれません。

 

仕事柄、いろいろな人と接しますが、優秀である、有能であるだけではうまくいってはいません。社会人としての振る舞いができている、自分や自分の属する組織のことだけでなく他人や社会のことも考えられる、そんな人のほうが仕事の世界でもよほど評価されています。

 

保護者のかたには、お子さまとよい関係を築きながら、学力を付けることと同じくらい、公共心やマナーを身に付けさせることに関心を持っていただきたいと思います。

 

出典:「しつけ」はお子さまの人生にもプラス[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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