国語が得意だった母親「国語が苦手な小4の娘にどう教える?」
夏休み中は家庭で子どもに勉強に教える機会も多く、親が子どもに勉強を教えることの難しさに直面することも多かったのではないだろうか。そこで、国語の説明文問題が苦手な小4 女児の母親が、平山入試研究所の小泉浩明氏に悩みを相談した。
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【質問】
説明文が苦手で、何を一番筆者が伝えたいか……ということが、読み取れていないと思います。わたしが国語が得意だったので、どう教えて良いかわからず、困っています。このまま学年が上がり、作品のメッセージを読み取れるか不安です。(小4女子を持つ母親)
【小泉氏のアドバイス】
説明文には《中心的な役割をはたす部分》として「話題」や「まとめ」があり、《話題やまとめを支える役割をはたす部分》として「具体例」「エピソード」「補足説明」などがあります。そして、筆者が一番伝えたいことは「話題+まとめ」です。つまり、問題文から「話題」や「まとめ」を見つけ出すことができれば読み取れたことになります。
そこで、ひと工夫します。「話題」や「まとめ」を直接見つけさせるのではなく、その他の部分である「具体例」「エピソード」「補足説明」などを消し込んでいくのです。たとえば、マーカーなどで消し込むと、消されていない部分が浮き上がります。そして、その中に探すべきものである「話題」や「まとめ」が残っているはずですから、ずいぶん探しやすくなると思います。