青森県 高校入試制度・出題傾向(平成23年度)

青森県の公立高校入試制度(平成23年度)

内申書情報前期選抜後期選抜
教科の記録は、中一から中三までの成績が各学年とも9教科5段階で評定され、内申点として計算される。計135点満点。特定教科に傾斜配点を行う高校もある。

従来の「前期選抜」枠内に、「一般選抜枠」と「特色選抜枠」を設ける。前者は学力検査点と内申書を基本に、高校によっては面接などを選抜資料に加えて合否を判定。後者は、学力検査と内申書(ともに傾斜配点もあり)を基本に、高校によっては特別活動などを点数化した得点、面接、実技検査などの結果を選抜資料として判定する。前期選抜全体の募集人員は、全募集人員の50~90%で、一般選抜枠はその50~90%、特色選抜は10~50%。各高校・学科が特色に応じて前期選抜内の割合を定め、公表する。3教科(国・英・数)の学力検査を実施する。合否の判定は学力検査点と内申点(ともに傾斜配点もあり)およびその内容を基本に、学校・学科によって面接、実技検査などを加えた資料で行う。平成21年度まで高校によっては提出を求めた「志願理由書」は廃止された。募集人員は全募集人員の10~50%の範囲で各高校が決定し、公表する。

青森県の公立高校入試傾向(平成23年度)

英語
入試傾向
英作文の出題率が高いのが特徴!
大問1はリスニング。大問2は語順整序の文法問題とテーマについて書く英作文が出た。大問3は対話文読解。大問4・5は長文読解で、英問英答問題などが出た。大問3には対話文に英語を補充する英作文、大問4には和文英訳型の英作文の出題もあり、全体では6問の英作文が出た。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
直方体の辺上を点が動く関数の問題が出た!
大問1は数と式、関数、空間図形、平面図形の小問集合。大問2は数直線上で点を動かす問題、方程式の文章題、ひし形の面積を求める問題。大問3は回転体と、記述式の証明を含む平面図形の問題。大問4は放物線と三角形の融合問題など。大問5はグラフをかく関数の問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
幅広い単元から出題され、問題数が多い!
大問3・4の内容に変化があったよ。大問3は国語知識・文法の問題、大問4は漢文が出たよ。大問1は聞き取り、大問2は漢字、大問5は説明的文章、大問6は融合文だったよ。大問7は作文で、方言に関するグラフを読み取って、文章を書くことが求められたんだ。
過去3か年はこれが出た!
理科
入試傾向
文章記述の問題や計算問題が多く出た!
大問1と2は小問集合で、大問3~6は生物・化学・地学・物理から1問ずつの出題だったよ。大問4の化学では、気体を発生させる実験をもとに、亜鉛に塩酸を加え、亜鉛の質量と反応する亜鉛の質量の関係をグラフに表す問題や、残った亜鉛の質量を計算する問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
3分野ともに、文章記述問題が出た!
大問1・2は地理、大問3・4は歴史、大問5・6は公民、大問7は3分野融合の出題。地理・歴史・公民の各分野で、理由などを説明する文章記述問題が出されたので、簡潔に文章をまとめる力をつけておこう。また、地理では統計資料やグラフを用いた問題が多く出題されたよ。
過去3か年はこれが出た!

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