愛知県 高校入試制度・出題傾向(平成21年度)

愛知県の公立高校入試制度(平成21年度)

内申書情報一般入試推薦入試
内申点は中三の成績のみが対象で、9教科がそれぞれ5段階で記入され、その合計を2倍したものとなる(90点満点)。一般入試では、美術科では美術、音楽科では音楽など、学科によって特定教科の評定を1.5倍する傾斜配点が行われる。学力検査は実施日が異なるA、B2つの高校グループごとに行われ、2校まで受験が可能。高校ごとに、第一志望、第二志望問わず受験者全員に内申点と学力検査点(5教科100点満点)のそれぞれで校内順位をつけ、上位から合格者を決定。傾斜配点を実施している高校・学科(コース)もある。中学校長の推薦が必要な推薦入試は、すべての高校・学科で実施。内申書などの書類審査と面接、一部の学科で実施されている特別検査で合否が決まる。合格者数は募集人員の10~45%程度で学科により異なる。

愛知県の公立高校入試傾向(平成21年度)

英語
入試傾向
英語での記述式の問題が約4割をしめる!
A、B日程ともに出題構成・内容は昨年とほぼ同じ。両日程とも【1】は英作文、【2】は長文読解、【3】は対話文読解。リスニングの出題もあった。両日程とも、【1】は対話文に適切な英文を補充する形式の英作文が出題され、【3】は本文の一部の英文を並べ替える問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
難度の高い平面図形と空間図形が出題された!
Aは4大問、Bは3大問。【1】はA・Bグループ共に小問集合。Aグループの【2】は関数・数と式・確率、【3】は平面図形・関数、【4】は平面図形・空間図形の中問集合。Bグループの【2】は数と式・平面図形・確率・関数、【3】は平面図形・空間図形の中問集合だったよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
選択式や書き抜きの問題が大半を占める
A・Bグループともに【1】が説明的文章、【3】は漢字。Aグループの【2】は小説、【4】は漢文の書き下し文。Bグループは【2】は随筆で、【4】は古文だったよ。両グループとも選択式や書き抜きの問題が大半を占めるが、字数の多い自由記述の問題が1問ずつ出ているよ。
過去3か年はこれが出た!

理科
入試傾向
A、B両グループともグラフをかく問題が出る!
A、Bともに大問数は6問。生物・化学・物理・地学から各1問と、2つの分野を含む大問が2問ずつ出たよ。A、Bどちらも化学分野でグラフの作図が出ていたよ。選択式の問題では、選択肢の文章が長く似たような文章がいくつもあり、計算問題が出題されることも愛知県の特徴だよ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
組み合わせの選択肢が特徴だ!
A・Bともに【1】【2】は歴史、【3】【4】は地理、【6】は公民で、【5】はAが地理、Bが公民の出題だったよ。A・Bともに正答となる解答を組み合わせた選択肢を選ぶ問題が多いよ。複数の資料を読み取って答える問題も出題され、資料読み取りの力も試されたよ。
過去3か年はこれが出た!

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