読書感想文がスラスラ書ける「構想メモ」の作り方

読書感想文がスラスラ書ける「構想メモ」の作り方夏休みの宿題に多い「読書感想文」。何とか本は読み終えたものの、真っ白な原稿用紙を前に、何を書いたらよいかわからなくなるという子どもは多いのではないだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、書くことが苦手な子どもでも、楽しくじょうずに読書感想文が書けるコツを、教育評論家の親野智可等氏に教えてもらった。

 

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実際に感想文を書き始める前に、情報を整理し、何を書くのか焦点をはっきりさせることが大切です。親子でおしゃべりしながら、構想メモを作りましょう。このメモができれば、あとは各項目をつないでいけば完成です。

 

保護者のかたは以下のような問いかけをしてあげましょう。

 

Q:本を読んで、いちばん心に残ったことは?
「一生懸命練習して、えらいと思った」など、どのように感じたかを聞き出せば焦点がしぼれます。

 

Q:自分にも似たことはある? 自分だったらどうする?
物語を自分の心情や体験に照らし合わせることができると、内容が深くなり、オリジナリティーも出ます。

 

Q:今、どんなことを考えている?
「私も冒険がしたくなった」など、本を読んだ結果をどう生かしたいのか、まとめられます。

 

一生懸命書いた読書感想文を、先生にきちんと読んでもらうための3つのポイントもお伝えします。コンクールに出そうと考えているかたも参考にしてください。

 

(1)茶や緑の枠の原稿用紙に書く
コピーした黒枠の原稿用紙に黒い文字だと読みにくく、読んだ印象も薄くなります。市販の茶や緑の枠の原稿用紙を使い、読みやすくしましょう。

 

(2)文字は太くしっかりと
2Bの濃いえんぴつで、しっかりと書きましょう。シャープペンの文字も細くて読みにくいので避けたほうが無難です。

 

(3)文章量も大切
400字詰め原稿用紙に3枚びっしり書きましょう。文章のうまさよりも中身の濃さが目立ち、読みごたえのある内容になります。

 

出典:誰もが絶対じょうずに書ける、読書感想文 -ベネッセ教育情報サイト

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